完成する男役
2008.10.14
みんな知っていたと思う。
覚悟はできていたと思う。
公式サイトに型どおりのお知らせ文が載る日も近いことを。
『星組主演男役 安蘭けいが退団することになりました。』
それが今日、来た。
来てしまった。
安蘭さんは完成するのだと私は思った。
人間はみんな生きているかぎり変化し成長をつづけてゆく。
男役も娘役も、音楽学校を目指すところから始まって、
受験して入学してて卒業して、
初舞台を踏んで新人公演をやって組替えをやって、
トップになってもずっと進化をつづけている。
そうして来年の4月26日、
変化しつづけ進化を極めた男役・安蘭けいはついに完成するのだと。
それは、見事な夢の成就だ。
覚悟はできていたと思う。
公式サイトに型どおりのお知らせ文が載る日も近いことを。
『星組主演男役 安蘭けいが退団することになりました。』
それが今日、来た。
来てしまった。
安蘭さんは完成するのだと私は思った。
人間はみんな生きているかぎり変化し成長をつづけてゆく。
男役も娘役も、音楽学校を目指すところから始まって、
受験して入学してて卒業して、
初舞台を踏んで新人公演をやって組替えをやって、
トップになってもずっと進化をつづけている。
そうして来年の4月26日、
変化しつづけ進化を極めた男役・安蘭けいはついに完成するのだと。
それは、見事な夢の成就だ。
王子様を探しに
2008.10.09
うちの姪っ子はもうじき6才。
家に来るたびタカラヅカ教育を施している。
ところが先日、ビデオ学習をさせていたら、気づいてしまった。
「おんなのこ?」
とうとう、気づいてしまたのだ。
「たからづかって、おんなのこなの?」
ちゃんと教えたつもりなのだが。
今までは幼すぎて理解できていなかったのだろう。
単純に王子様お姫様のキレイな世界だと喜んでいた、
それが突然
「憧れの王子様が実は女の子だった!」
と知ってしまったのだ。
衝撃のあまりテレビの前でフリーズしている姪っ子の顔が忘れられない。
女の子だけど王子様。
それを分ってもらうため、大劇場に連れていく。
目指すは宙組『パラダイス・プリンス』。
明るく楽しくにぎやかで、
ストーリーは分りやすい。
可愛いアニメが出てくるうえに、
主演は大和悠河くん。
お子様に最適な公演ではあるまいか?
大劇場は3度目だが、まずは観劇マナーから。
動かない!
しゃべらない!
姿勢はまっすぐ!
まわりのひとに迷惑かけない!
「でも、まわりのひと、いないよ?
みぎのいすも
ひだりのいすも
まえもうしろも
だーーーーれもいないよ?
なんで、しずかにしないとけないの?」
ああ、女の子は口が達者になって困る。
生意気な口はきくものの。
芝居が始まれば静かに観劇。
無事に緞帳が降りたあと、
どうだった? アニメの王子様、可愛かったでしょ?
と尋ねるれば、帰ってきた答えは
「・・・びみょー・・・」
子供は正直で困る。
その後も姪っ子は正直すぎる発言を連発。
無邪気な顔して爆弾発言を連発。
「ヘーンなのー!」
とか連発。
これ以上は怖くて書けません。
思い返せば私も昔、現代モノのお芝居に退屈していたものだった。
ストーリーが分らない子供には、もっとド派手な衣装が必要なのかもしれない。
どんなにカッコいい男役でも、キラキラした服装でなければ王子様とは認められないのかもしれない。
芝居がよく分らなかったぶん、ショーは楽しそうに観ていた。
スパンコールのお衣装に目を輝かせ、
ダルマを見ては
「せくしぃ〜」
と微笑み、
そして何よりもラブシーンに食いついていた。
気に入ったのはミラーボール。
くるくるまわるミラーボール。
小さな光のかけらが舞台を駆け抜け、くるくるくるくる、客席をすべっていく。
姪っ子は両手をのばして光に触ろうとしていた。
動いちゃダメだよと、叱ってはみたけれど。
あとで
「雪みたいだったね。キャッチしたよ!」
と嬉しそうに自慢していた。
で。
終演後。
結論をきこう。
宝塚に王子様はいた?
「・・・・・・」
残念ながらおばちゃんの目論見ははずれたようだ。
でもまた観たいんだって。
「にほんにかえってきたときは、ぜったいゼーッタイ、またこようね」
と言われた。
「またつれてきてね!」
うん。
絶対ゼッタイまた来よう。
あんたは3回も観ているくせに、いつでも最後に寝てしまって、
大階段のデュエットダンスとか、黒燕尾とか、エトワールとか、
宝塚のいちばんいいところはまだ観たことがないんだから。
もうちょっと大きくなって
最後まで起きていられるようになって
お芝居の筋書きがわかるようになったら、きっとハマるよ。
次は輪っかのドレスを観にこような。
・・・また、右にも左にも上にも下にも、だーれもいない席で観ような。
家に来るたびタカラヅカ教育を施している。
ところが先日、ビデオ学習をさせていたら、気づいてしまった。
「おんなのこ?」
とうとう、気づいてしまたのだ。
「たからづかって、おんなのこなの?」
ちゃんと教えたつもりなのだが。
今までは幼すぎて理解できていなかったのだろう。
単純に王子様お姫様のキレイな世界だと喜んでいた、
それが突然
「憧れの王子様が実は女の子だった!」
と知ってしまったのだ。
衝撃のあまりテレビの前でフリーズしている姪っ子の顔が忘れられない。
女の子だけど王子様。
それを分ってもらうため、大劇場に連れていく。
目指すは宙組『パラダイス・プリンス』。
明るく楽しくにぎやかで、
ストーリーは分りやすい。
可愛いアニメが出てくるうえに、
主演は大和悠河くん。
お子様に最適な公演ではあるまいか?
大劇場は3度目だが、まずは観劇マナーから。
動かない!
しゃべらない!
姿勢はまっすぐ!
まわりのひとに迷惑かけない!
「でも、まわりのひと、いないよ?
みぎのいすも
ひだりのいすも
まえもうしろも
だーーーーれもいないよ?
なんで、しずかにしないとけないの?」
ああ、女の子は口が達者になって困る。
生意気な口はきくものの。
芝居が始まれば静かに観劇。
無事に緞帳が降りたあと、
どうだった? アニメの王子様、可愛かったでしょ?
と尋ねるれば、帰ってきた答えは
「・・・びみょー・・・」
子供は正直で困る。
その後も姪っ子は正直すぎる発言を連発。
無邪気な顔して爆弾発言を連発。
「ヘーンなのー!」
とか連発。
これ以上は怖くて書けません。
思い返せば私も昔、現代モノのお芝居に退屈していたものだった。
ストーリーが分らない子供には、もっとド派手な衣装が必要なのかもしれない。
どんなにカッコいい男役でも、キラキラした服装でなければ王子様とは認められないのかもしれない。
芝居がよく分らなかったぶん、ショーは楽しそうに観ていた。
スパンコールのお衣装に目を輝かせ、
ダルマを見ては
「せくしぃ〜」
と微笑み、
そして何よりもラブシーンに食いついていた。
気に入ったのはミラーボール。
くるくるまわるミラーボール。
小さな光のかけらが舞台を駆け抜け、くるくるくるくる、客席をすべっていく。
姪っ子は両手をのばして光に触ろうとしていた。
動いちゃダメだよと、叱ってはみたけれど。
あとで
「雪みたいだったね。キャッチしたよ!」
と嬉しそうに自慢していた。
で。
終演後。
結論をきこう。
宝塚に王子様はいた?
「・・・・・・」
残念ながらおばちゃんの目論見ははずれたようだ。
でもまた観たいんだって。
「にほんにかえってきたときは、ぜったいゼーッタイ、またこようね」
と言われた。
「またつれてきてね!」
うん。
絶対ゼッタイまた来よう。
あんたは3回も観ているくせに、いつでも最後に寝てしまって、
大階段のデュエットダンスとか、黒燕尾とか、エトワールとか、
宝塚のいちばんいいところはまだ観たことがないんだから。
もうちょっと大きくなって
最後まで起きていられるようになって
お芝居の筋書きがわかるようになったら、きっとハマるよ。
次は輪っかのドレスを観にこような。
・・・また、右にも左にも上にも下にも、だーれもいない席で観ような。
おかえり!…宙組『パラダイス・プリンス』
2008.09.30
秋雨に傘をさし行く花のみち。
急げ急げと、水たまりなどなんのその、足は自然に速くなる。
早く早くと。
初日の幕は4日も前に開いている!
・・・いや、いまさら急いでも仕方がないんだけどね。
やっと言えるから。
とうとう言えるのが嬉しいから。
2月に休演を知ってから7ヵ月間、
ずっと待ってて、
ずっと言いたかったこの言葉を。
「おかえり、陽月さん!」
無駄に急いで開演2時間も前に着いた大劇場。
宙組公演はまず『Paradise Prince』から。
ポップでキュートな現代劇。
青春劇。
叶わない夢はない!
頑張れ若者!
夢をみろ若者!
決してあきらめるな若者!
言葉の綾を真に受けるなよ若者!
「現実は甘くない」と3回も4回も言いながら
話はだーいぶ甘かった。
専科の2人だけが例外的にリアルでほろ苦い味を出していたけれども。
現代的なプリンス大和悠河くんに、
頑張り屋の陽月華ちゃん、
隅っこのほうで一人ではじけている北翔海莉くん、
カッコよすぎの蘭寿とむくんは、
ステキすぎて妖しすぎて出てきただけで笑いを誘う。
誰が誰だかわからないけど、舞台の端々まで楽しいキャラが満載だった。
後半は『ダンシング・フォー・ユー』。
スタンダードでベーシックでシンプルなショー。
オプションがぜんぜん無かろうが、
全部どこかで見たことあるぞ系だろうが。
そんなことはどうでもいい!
陽月さんが踊ってた。
鎖骨むきだしで踊ってた。
元気いっぱいで踊ってた!
太陽のように輝きながら、
稲妻のように駆け抜けながら、
けれど今までよりちょっと柔らかい風を漂わせながら。
作品はどうあれ、
元気に踊っているウメさんを観ていればそれだけで幸せになっちゃうのだと、
友達がメールで言ってよこした。
結局、今回の見所はアニメじゃなかった。
デベソ王子の動画は私にはどうでもよかったから。
それよりもトップ2人の歌に心惹かれた。
・・・ある種の歌フェチであることは認める。
芝居での陽月華ちゃんの絶唱などは
「どこまで高音歌わすねん!」
と、自然と顔がほころんでしまう。
にやけてしまう。
宝塚でもピカイチの和み系プリンス・大和悠河くんの癒しパワーは
陽月さんと2人になると相乗効果をもたらすらしい。
音程がなんだ?
発声がなんだ?
うまいへたを論じるようなら、とっくにファンをやめている。
大階段のまんなかで、大和くんはとってもいい歌を歌ってたんだ。
君に会える日をずっと待っていたよ、と。
・・・復帰おめでとう、陽月さん。
急げ急げと、水たまりなどなんのその、足は自然に速くなる。
早く早くと。
初日の幕は4日も前に開いている!
・・・いや、いまさら急いでも仕方がないんだけどね。
やっと言えるから。
とうとう言えるのが嬉しいから。
2月に休演を知ってから7ヵ月間、
ずっと待ってて、
ずっと言いたかったこの言葉を。
「おかえり、陽月さん!」
無駄に急いで開演2時間も前に着いた大劇場。
宙組公演はまず『Paradise Prince』から。
ポップでキュートな現代劇。
青春劇。
叶わない夢はない!
頑張れ若者!
夢をみろ若者!
決してあきらめるな若者!
言葉の綾を真に受けるなよ若者!
「現実は甘くない」と3回も4回も言いながら
話はだーいぶ甘かった。
専科の2人だけが例外的にリアルでほろ苦い味を出していたけれども。
現代的なプリンス大和悠河くんに、
頑張り屋の陽月華ちゃん、
隅っこのほうで一人ではじけている北翔海莉くん、
カッコよすぎの蘭寿とむくんは、
ステキすぎて妖しすぎて出てきただけで笑いを誘う。
誰が誰だかわからないけど、舞台の端々まで楽しいキャラが満載だった。
後半は『ダンシング・フォー・ユー』。
スタンダードでベーシックでシンプルなショー。
オプションがぜんぜん無かろうが、
全部どこかで見たことあるぞ系だろうが。
そんなことはどうでもいい!
陽月さんが踊ってた。
鎖骨むきだしで踊ってた。
元気いっぱいで踊ってた!
太陽のように輝きながら、
稲妻のように駆け抜けながら、
けれど今までよりちょっと柔らかい風を漂わせながら。
作品はどうあれ、
元気に踊っているウメさんを観ていればそれだけで幸せになっちゃうのだと、
友達がメールで言ってよこした。
結局、今回の見所はアニメじゃなかった。
デベソ王子の動画は私にはどうでもよかったから。
それよりもトップ2人の歌に心惹かれた。
・・・ある種の歌フェチであることは認める。
芝居での陽月華ちゃんの絶唱などは
「どこまで高音歌わすねん!」
と、自然と顔がほころんでしまう。
にやけてしまう。
宝塚でもピカイチの和み系プリンス・大和悠河くんの癒しパワーは
陽月さんと2人になると相乗効果をもたらすらしい。
音程がなんだ?
発声がなんだ?
うまいへたを論じるようなら、とっくにファンをやめている。
大階段のまんなかで、大和くんはとってもいい歌を歌ってたんだ。
君に会える日をずっと待っていたよ、と。
・・・復帰おめでとう、陽月さん。
ナルホドー!
2008.09.23
友達からメールが来たとき、
「冗談だろ」
と思った。
次に
「きっと石田先生の仕業だな」
と思った。
だけど、公式サイトをあけてみたら、違った。
『バウ・ロマン 逆転裁判』
脚本・演出 鈴木圭
主演・・・(宙組) 蘭寿とむ
私もハマったことがある、推理ゲームの『逆転裁判』。

一番左が主人公。
たしかにゲームはおもしろいけど、まさかタカラヅカでやろうとは!
本気かよ歌劇団。
客席に
「異議アリ!」
とか言われたらどうすんの。
などと思っていたのだけど、ヤフーのニュースを読んだらもう、
・・・楽しくなってきちゃった。
実は今日、すごーく落ち込むことがあったのだが、
真面目な顔でナルホド君を目指している蘭寿とむ氏を見たら、元気がでた。
どんな仕事でも頑張ろうって思った。
突っ込みどころ1000%の作品に、今から期待大。
思う存分、笑わせてくれ鈴木圭。
2月はものすごく忙しいんだけど、なんとか、なんとか、なんとか観たい!
「冗談だろ」
と思った。
次に
「きっと石田先生の仕業だな」
と思った。
だけど、公式サイトをあけてみたら、違った。
『バウ・ロマン 逆転裁判』
脚本・演出 鈴木圭
主演・・・(宙組) 蘭寿とむ
私もハマったことがある、推理ゲームの『逆転裁判』。
一番左が主人公。
たしかにゲームはおもしろいけど、まさかタカラヅカでやろうとは!
本気かよ歌劇団。
客席に
「異議アリ!」
とか言われたらどうすんの。
などと思っていたのだけど、ヤフーのニュースを読んだらもう、
・・・楽しくなってきちゃった。
実は今日、すごーく落ち込むことがあったのだが、
真面目な顔でナルホド君を目指している蘭寿とむ氏を見たら、元気がでた。
どんな仕事でも頑張ろうって思った。
突っ込みどころ1000%の作品に、今から期待大。
思う存分、笑わせてくれ鈴木圭。
2月はものすごく忙しいんだけど、なんとか、なんとか、なんとか観たい!
ネタバレ雪組『ソロモンの指輪』
2008.09.19
今回は半笑いでつっこみたくなるような作品ではないので、
ネタバレ書くつもりもなかったのですが。
・・・まあ、ちょっとだけ。
ネタバレ書くつもりもなかったのですが。
・・・まあ、ちょっとだけ。