駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「なんとなく花のみち日記」 2007年 07月 05日 (木) 16:56
 「初めて宝塚歌劇を観たのはいつですか?」
という問いに
 「小さすぎて覚えてない」
と答えるファンは少なくない。
もちろん私もその一人。
仕込みは早いほうがいい、というわけで。
先日、連れていったのだ。
4才半の姪っ子を。
宝塚を「かたらづか」と呼ぶ幼稚園児だが、ディズニーランドの次に舞台が好きで、オペラハウスもデビュー済み。
宝塚を観にいこうと言うと踊りあがって喜んで
 「やったあ! 一番前の席で観ようね!」
ごめん。
それは無理。

席はもちろん通路席。
四方八方、上下左右、どこにも誰もいない席。
トイレも済ませて、
 「絶対ゼッタイ『しーっ』ってしてる」
と約束させて。
だが。
しょせんは子供である。
絶対ゼッタイ、飽きがくる。
モゾモゾし始めたら途中で抜けて、ショーだけ観に帰ればいいや。
・・・というのが私の(経験に基づいた)予想だった。

ところが!
夢中。
もう、夢中。
私の手から双眼鏡を奪いとってかぶりつき。
ラブシーンもガン見。
鈴奈沙也サンをもガン見。
あげく幼児用座布団をもってきてくれた蛍さんに向かって
 「しーっ!」
と注意する始末。
かなり必死。
私より必死。
緞帳が降りてから初めて口を開いて、
 「どうして、おわっちゃったの?」
と文句を言った。
ストーリーなどどうでもよくて、ただただひたすら夢見心地で
 「王子様がかっこよかった!」
・・・ああ。この子は宝塚の楽しみ方をちゃんと知ってる。
くたびれたファンの私みたいに、
フェルナンドは初日にくらべてちょっと日焼けしたなとか、
悠未ひろ君の言う「退役軍人」がどうしても
 「たいやき軍人」
に聞こえるとか、
屋台でたいやき焼いてる美郷真也サンもなかなか良いとか、
ホルヘの奥さんはどんなけ大女なんだろう、とか、
どうでもいいことに煩わされずに夢みていられるのだ。

幕間は、餡パンを食べて一階席へおりて銀橋にタッチしたら終わってしまった。
ショーが始まる。

元気いっぱいのプロローグ。
月のロマンス。
相も変わらず姪っ子はうっとり見惚れていたのだが。
鎖骨で誘惑する女・陽月華サンの力強さにやられたかのように。
コテンと寝てしまった。
芝居で起きてショーで寝るなんて。
普通は逆なものだけど。
あまりにも全力で観るために、力尽きてしまったのだろう。

ようやく目を覚ました時には、ショーも大詰め、大階段が登場していた。
きらきら輝く大階段。
金色の夢の大階段。
・・・夢からさめても、まだ夢のなか。
寝ぼけまなこの4才児は、幸せそうににっこり微笑み、夢うつつのまま拍手をしていた。

そうして緞帳がおりると
 「いい子にしてたでしょ!」
と、得意そうに言う。
 「いい子だったよ」
と、私は褒めてやる。
とってもいい子だった。
私は安心して観れた。
もし
 「どうして男のひとどうしで××してるの?」
なんて訊かれたらどうしよう、と思ってたからね。

帰りみち。
ファンクラブさんの出待ちに遭遇した。
 「あのひとたち、何してるの?」
と訊かれたので
 「あのドアから王子さまが出てくるから、みんなで『キャー!』って言うんだよ」
と教えたら、
 「ミッキーみたいだね!」
姪っ子は嬉しげに微笑んだ。
 「ディズニーランもね、ミッキーが出てくるとみんな『キャーッ』て言うよ」
ミッキーマウスと大和悠河くん。
あんまり違和感がないなと思った。

今日になってもあの子はまだ
 「かたらづか、たのしかったね。
  またいこうね」
と言っている。
よっぽど楽しかったらしい。
幼児観劇の考え方は人それぞれだけれど。
温泉に生まれ遊園地に育った大劇場の深い懐に、この子をまた連れてきてやりたいと思った。
・・・空いてる平日限定でね。

ちなみに。
家に帰ったらたまたまスカイステージで『我が愛は山の彼方に』が流れていた。
姪はとても喜んで
 「これ、きょうやってた歌だね!
  アイシテル~♪
  アイシテル~♪」
ゴキゲンで歌いはじめた。
・・・私は敢えて否定しなかった。
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