駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「なんとなく花のみち日記」 2013年 04月 20日 (土) 20:37
なんだかいろいろ煮詰まって。
たどり着いたら宝塚。
ここが私の帰る場所。
雪組公演『ベルサイユのばら』。

まずは、ともかく。
壮一帆くんトップおめでとう!
私がよく観ていた頃の壮くんは、まるで竹みたいな男役だった。
まっすぐで硬くて節がある。
若竹は壁にぶつかりしんぼうしてしんぼうしてそれでも硬さを失わず、燻されたように輝くフェルゼンになった。
冷静沈着なフェルゼン。
頭よさそうなフェルゼン。
理屈こねてるフェルゼン。
スウェーデンに帰国したのはメルシー伯に諭され流されたからではなく、ちゃんと自分で考えて納得したから帰国した、ように見えた。
そんなフェルゼンが、楽しげに馬車にのってムチをふりまくる
 「ゆ・け・ふぇるっぜーん」
の歌が、頭から離れません。

アンドレ未涼さん。
猫系アンドレ。
足音もなく忍び寄る。
常に背後から忍び寄る。
そして何かを狙ってる。
そのくせ髪がふわふわだ!
ああ、もふもふしたい。
フェルゼンとアンドレが並ぶと異様なくらいの安定感がございました。
 「耐震構造」
って言葉が頭に浮かぶ。

オスカル早霧せいなちゃん。
若くて美人のオスカルだった。
三十路には、とても見えない。

ごめん。
3人しか名前わからない。
アントワネット様が非常にお上手であらせられました。


さて、全体の感想は以下に隠しておきます。
けっこうぼろくそです。
ぼろくそですが、けっして貶しているわけではありません。
ひねくれた賛辞です。
怒らない傷つかない自信のある方のみ続きを読んでください。
(無粋な書き込みは無視します。)
リンゴーンの鐘の音とともにわきあがる期待感。
緞帳が上がるとともにあふれだす昭和のかほり。
ごらんなさい♪
ごらんなさい♪
マッシュルームの小公子。
ごてごてごての小公女。
時代錯誤で、滑稽で。
派手派手しくて。
・・・痛々しい。
古い漫画をめくったときに感じる、赤面するほどの懐かしさとイタさをそのまま三次元で楽しめます。
ここまで堂々と変わらずにいられる宝塚ってほんとすごい。

とにかく古い作品だから、ときどきセリフが文語体。
 「少しも早く」
は言うに及ばず、
ロザリーの
 「~してくださいまし!
  ~しないでくださいまし!」
マシマシ連呼もなかなかだ。
文語体をとおりすぎて
 「ここにおわすお方をどなたと心得る!」
と時代劇みたいな場面まである始末。
水戸黄門のギャグかと。

そうなのだ。
21世紀においてベルばらはもはやギャグ漫画の香りすら漂う。
その筆頭がメルシー伯爵。
フェルゼンの家の庭から不審者が侵入した!
と思ったらメルシー伯だったり、
 「国王様のおなーりー」
という声とともに現れたのはメルシー伯だったり、
処刑直前のアントワネットのもとに「最後の面会人」がきたっていうから、
フェルゼン様が助けにきたのか、なんか丸っこくなったなと思ったら、やっぱりメルシー伯だったりする。
メルシー伯爵っていったい何者なのかと。

ああもう。
書ききれない。
一言ひとことつっこみたい。
セリフの総てにつっこみたい。
だけど気がついたら寝てる。
セリフの半分が説明だから。
寝るか笑うかしかできない。
ハンパないのが『ベルばら』だ。

誤解をうみまくりそうなので言っておくが、
私はこの作品が大好きだし、
子どもの頃に初めてみたときはすごい感動した。
今見てもこれぞ宝塚だって思う。
・・・でもね。
ちょっと衝撃的なことがあった。

撃たれるアンドレ。
叫ぶオスカル。
 「見えていないのか!
  なぜついてきたあ!」
 「ブロンドのー髪、ひるがえしー」
瀕死のアンドレが歌いだしたとたん。
感動場面がはじまった、そのとたん!
客席の一部がざわついた。
おとなしく観ていた修学旅行生たちがここで初めて揺れたのだ。
平成生まれの若者たちは声を殺して笑ってた。
肩をぴくぴくひきつらせてた。
彼らの頭上には
 『ないわーwww』
って言葉が吹き出しになって見えるようだった。
たしかにね。
これはないと思うわ。
でもここで笑う勇気は、昭和生まれの私にはちょっとなかった。

けれどその若者たちも、オスカル様が
 「シットワイヤン!」
とかいいだして剣を抜き、バスチーユダンスを始めるとくいいるように見てた。
アントワネット様が
 「さようならフランッス!」
っていったときは身じろぎもしなかった。
ぜんぶが終わって幕がおりたとき
 「宝塚スゲー!」
って男子たちが盛り上がってた。
ベルばら特有の痛々しさがいつまで許容されるかは謎だけど。
いまどきの若者にそんなふうにいわせるベルばらって、宝塚って、やっぱりスゲー!と思いました。

思い出して追記。
パリ出動に際して衛兵隊のアランが
 「我々は人間として帰路に立たされている」
っていってた。
あれよかった!
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