駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「ネタバレ!」 2007年 04月 19日 (木) 19:33
暗闇に、リンゴーン、リンゴーンと鐘の音。
 「ベルばらでも始まるのかっ!」
と一瞬たじろぐものの、明るく可愛い打楽器の音が加わる。
安蘭サンの開演アナウンスもちょっとふざけている。
アナウンス途中で回転速度をおとしたレコードのように途切れてしまうのだ。
舞台下手に出てきた係員(夢乃聖夏ちゃん?)が操作を間違ったんだって。
上司に叱りとばされてます。
幕開きから笑いを誘う軽いノリ。



○ 怪盗ダゴベール

舞台は再び暗くなり。
夜の美術館だろうか?
舞台中央には、きらきら光る王冠が展示されている。
そこへ忍び込んできた一人の男。
宙吊りブランコで降りてきた男。
泥棒だ。
王冠を盗みにやってきた。
彼は、ブルー・スワン・・・ではなく。
石川五右衛門・・・でもなく。
黒づくめを着たダゴベール(安蘭けいサン)である。

怪盗ダゴベール、まずは準備体操で客席の笑いをとりに走る。
リンボーダンスもしてみせる。失敗するが。
余裕の構えのダゴベール。
だがセキュリティシステムが作動して、けたたましい警報が鳴り響いた。
 「ダゴベール、御用だ!」
銃を構えてとびだしてきたのは女刑事の南海まりちゃん
彼女にくっついている部下は、ボサボサ頭の和涼華くん
 「逮捕だぁーーー!」
ダゴベールは王冠片手に逃げ出した。


○お仕事

青い空。
青い海。
カリブですってよ。
楽園ですってよ。
ぱっぱらぱ~とご陽気に歌い踊るお兄さんお姉さんたち。
ショースターオーラ満開で歌っているのは、セルジオ(柚希礼音くん)だ。
オレンジ色のシャツも目に眩しい。
このセルジオも泥棒で、2人はコンビを組んだ相棒なのだ。

今日もセルジオは新しい仕事をもってきた。
依頼の仕事だという。
 「女を一人、盗んでこい」
 「普通それ『誘拐』って言わないか?」
不満は多々あるようだがお仕事だから仕方がない。
ダゴベールは銀橋に出て、
 「この世で俺に盗めぬものはない~♪」
こっぱずかしいサブタイトルを堂々と歌いきり、仕事に向かいます。


○ 誘拐

向かった先は仮面舞踏会。
仮面をつけているから顔は分らないが、ターゲットは「赤いドレスの女」だという。
合言葉が決まっているから、
 「山」
と声をかけて
 「川」
と返した女性を攫って来いと。
・・・なんか適当だな。
 
手当たり次第に声をかけ、3人目でやっとターゲットを発見。
うまいこと言って彼女を盗み出した。
というより、誘い出した。
古典的なスリの手法で。


○ 王家の事情

ダゴベールは知らなかったが、彼が盗み出した女性はナンチャラ王国のジェニファー王女(遠野あすかちゃん)だった。
・・・・国名なんて知らんわいな。
王国は今、継承者問題で揉めている。
王様は重病で明日をも知れぬ命。
息子はすでに暗殺されて、現在王位継承権をもつのは孫娘のジェニファー王女と、また従弟のアルバート(麻尋しゅん君)だという。

アルバートはアホなぼんぼんで、
 「ちちうえぇ~」
情けない声をあげているだけだが、
父親(にしきあいさん)は絵にかいたように悪いやつなのだ。
 「ジェニファーさえ死ねば王位は息子のものになる!」
と狙っていたから、彼女が誘拐されたと知るや
 「今がチャンス!」
とほくそ笑んだ。
 「ジェニファーを見つけ出し、誘拐犯ともども殺してしまえ!」

もちろん、ジェニファー王女にはボディーガードがついていた。
寡黙でストイックなマックス(涼紫央サン)
メガネ男子の事務処理班・綺華れいちゃん
2人はなんとか王女様をお守りしようと頑張っているのだ。

・・・だが、実はダゴベールに頼んで王女誘拐させた依頼人こそ、マックス。
ボディーガードによる王女誘拐というわけだ。
いったい何を企んでいるのだろう?

ダゴベールは、
ジェニアー暗殺をたくらむ「悪人・にしきあいチーム」
 VS
王女様を守りたい「ボディガード・マックスチーム」
のバトルに巻き込まれていた。


○ カリブの休日

ダゴベールは盗んできたジェニファーが王女様だと知ってびっくりした。
 「えええ! 面倒くせ~」
だが一旦盗んでしまった以上、放っておくわけにもいかず。
世間知らずの王女様を連れ、あちこち見せて歩いた。
歌ったり踊ったり、服を調達してみたり。
射的の屋台で遊んでみたり。
ローマの休日ならぬ、カリブの休日ですよ。
ただのデートですよ。
気分は『WANTED』ですよ。
甘ったるくて疲れる場面。

かなりどうでもよくなっているところへ、ついに魔の手が!
刺客が!
2人に襲いかかってきた!
もちろん悪人にしきあい氏の部下たちである。
黒の上下にサングラス。
『マトリックス』の増殖したスミス軍団のような連中だ。
質より量! みたいな。
よってたかって2人を襲うが、そこへ偶然、通りかかったストリートミュージシャンに邪魔をされてしまった。
偶然?
偶然だろうか?
百花沙里ねえさんはマラカスで下級生をいじめているようにしか見えないぞ?


○ 殺し屋

スミス軍団は王女暗殺に失敗した。
そこで悪人にしきあい氏はプロの殺し屋を雇うことにしたのだ。
プロ中のプロ。
紫の貴公子、立樹遥氏の登場だ!
ダンディ・ダンディ・立樹遥。
紫のスーツに銀のステッキ。
・・・何、その格好。
中世の騎士か。
アニメのキャラか。
あまりにも素敵。
彼はフランス出身で。
優雅な身のこなしから、ついた名前が『男爵』だとか。
この名前は本人も気に入ってるらしく、自分で名乗っている。
 「私のことは『男爵』と呼んでもらおう!」
もう、男爵イモがどうかしたのかと。
彼はジェニファー王女の写真をうっとり見つめて
 「なんと美しい♪
  私の手にかかるのに相応しい美しさだ♪」
などと呟いてます。
真面目な顔してふざけたことばっかり言わないでほしい。
大好きです、こういうキャラ。

優雅な殺し屋・男爵と、ストイックなボディガード・マックスとは好対照。
 「殺してやる!」
 「守ってみせる!」
男らしい2人の歌声対決。


○ ダゴベールVS男爵

男爵はすぐに仕事にとりかかった。
ダゴベールとジェニファーを襲撃したのだ。
スミス軍団を引き連れて背後から襲う!
しかも仕込み杖!
・・・実はかなりの卑怯者とみた。
ダゴベールが必死で応戦していると、またしても助っ人が現れた。
怪しげな修道士(彩海早矢くん)や、
ヤル気マンマンの絵描き(美稀千種サン)などが、
わざとらしーく通りかかったフリをして、男爵の剣を防いでくれたのだ。
 「誰だか知らんけど、ありがとう!」
ダゴベールたちはなんとか逃げ出した。


○ 芝居?

逃げだした2人をマックスが待ち構えていた。
マックスは王女のボディーガードであり、王女の命を守るためダゴベールに誘拐を依頼した男なのだが。
 「ご苦労だったな、ダゴベール。
  王女を渡してもらおうか。
  実は私はにしきあい氏の仲間で、王女を暗殺するためにおまえを雇ったのだ」
なんて言い出した。
そしてダゴベールの相棒・セルジオを人質にとり、銃を突きつけて
 「王女を渡せ!」
と脅すのである。

この話はマックスの芝居である。
マックスとセルジオがグルになってダゴベールを騙しているのだ。
・・・なんのために騙したのかは、謎なんだが。
しかし単純なダグは
 「なにぃ! おまえたちが王女暗殺の元締めだったのか!」
と信じ、また王女様と一緒に逃げだした。


○ ビーチ

 「ここまで来ればもう安全だ」
と息をついた2人。
盆がぐるりと回り、舞台は広く開いている。
桟橋のような細長いセット。
引潮の間だけあらわれる、島と島とをつなぐ道なんだそうな。
月に照らされた砂の道。
なかなか美しいセットだが、ここへきてジェニファーは初めて弱気な顔を見せた。
 「どうしてこんなムダな殺し合いをしなくちゃいけないのかしら」
すると
 「俺の親父は『人が天から心を授かっているのは、ひとを愛するためだ』と言っていたよ」
と答えるダゴベール。
いい雰囲気になっていく2人。


○ アナ・マリア

そんな2人を物陰からそっと見つめている人がいた。
女刑事のアナ・マリア。
南海まりちゃんです。
グリーンのパンタロンと髪に挿したサングラス、
(うちのオカンの若い頃の服装みたい。)
アナ・マリアは思い込みが強く、ダゴベールを宿敵と決めて、彼を逮捕することに情熱を燃やしているのだが。
 「もしかして、その原動力は恋心?」
部下の和くんに指摘されて思わず銃をぶっぱなすほど、彼女は熱い人間らしい。


○ カーニバル

殺し屋から逃れて島から島へ。
次に2人が逃げ込んだのは、カーニバル真っ盛りの島だった。

・・・と、いうことで。
さあ!
祭りだ!
カーニバルだ!
無理にでも盛り上がれ、お客さん!
客席通路になだれ込むダンス!
使いまわしのサンバ衣装!
楽器を演奏する初舞台生!
そして巨大な・・・ワケわかんないセット。

あの不細工なオバサンは、何。
あの蛙みたいなお化けは、何。
うわっ、目ぇ光ってるで! 怖いし!

なんの説明もないのでかなり謎めいたセットだが、あれはきっと児玉先生のこだわりのカリブの味なのだろう。

そんな大騒ぎのカーニバル島にも殺し屋たちは追いかけてきた。
祭りのコスプレイベントに参加して、どさくさに紛れてダゴベールたちを殺そうとしたのだ。
海軍姿の男爵は普通に素敵だが、海賊衣装にサングラスのスミス軍団は、ちょっといただけない。

周りを敵に囲まれて、ダゴベールは考えた。
 「よーし、僕らもコスプレをしよう!」
殺し屋たちと同じ衣装になれば、隠れることもできるだろう。
 「君も着替えるんだ!」
とか言ってジェニファーにも扮装をさせてみた。
赤い衣装の海賊服。
うわあ・・・可愛い!
可愛いけど。
ほんの一瞬で退場してしまった。
次の場面は普通の服で。
何だったのだ、あの変装は。


○ 故郷回想

普通の服に戻った2人。
彼らが逃げ込んだのは、ダゴベールの生まれ故郷だった。

遠くにみえる水平線。
薄暗い舞台には大きな枯れ木が立っている。
 「ここは昔、教会だったんだ」
と、生い立ちを滔々と語るダゴベール。
・・・話だすと、長い長い。
以下要約。

少年時代は貧乏だった。
家計を支えていたのは工場労働者の母。
父ちゃん(英真なおきサン)は騙されまくりの人生で、借金地獄のアリ地獄。
それが悲しくて酒に逃げ、朝から晩まで一升瓶を抱えて酔っ払っていた。
どうしようもない親父だったが、それでもダゴベールのことを愛してくれていた。
それなのに
 「ひとに心があるのは、ひとを愛するためだ」
と言い残して自殺。
海に漕ぎ出し、帰らぬ人となってしまった。
 「父さん!」
大人ダゴベールと少年ダゴベールが叫ぶように呼ぶ。
 「そのとき俺は思った、世の中は不公平だと。
  俺が最初に盗みはたらいたのはその直後だ。
  何かに反抗したかったんだ!
  だけど母ちゃんに叱られて、俺は家をとびだして、それっきり」

・・・ものごっつ、親不孝な子やな。
これを聞いたジェニファーは彼を更正させようと目覚めたらしい。
 「いつまで泥棒を続けるの?」
と尋ねた。
ダゴベールの答えは、
 「自分だけの宝物を見つけるまで」
台詞だけ聞いてるとかなり自己中心的な男なのですが。
そんなことを感じさせないところが、安蘭氏の凄さでしょうか。

そのまま一気にラブシーン、かと思いきや。
無粋な銃声が邪魔をした。
 「ぼんそわーる♪」
出たー。
男爵だー。
そしてもう一発の銃声が。
 「ダゴベール、逃がさないわよ♪」
出たー。
アナ・マリアだー。

殺し屋と刑事の挟み撃ちになってしまったダゴベールたち。
だが、
 「ダゴベールはもらったぁ!」
と、アナ・マリアの部下、和くんが機関銃を乱射!
 「ジェニファーは渡さないぞ!」
と、殺し屋たちも銃を乱射!
撃って撃って撃ちまくる!
もう大混乱。
そのくせ誰も倒れないんだから、御伽噺は気楽でいい。


○ 対決

盆がまわり。
銃声が響き。
逃げたり追ったりドタバタしていましたが、追い詰めたのはアナ・マリアでした。恋する女のド根性。
ダゴベールは降参して言いました。
 「分った、俺の負けだよ!
  でもジェニファーを助けたいんだ。
  俺が囮になっている間に彼女を連れて逃げてくれ。
  そのあときっと自首するよ。
  君の手に逮捕される、約束する」
詐欺師の約束なんか当てにならない気がするが、恋する女刑事はダゴベールの言うとおりにしました。

そして対決!
ダゴベールVS男爵!
男と男の一騎打ち!
と、思わせておいて背後からスミス軍団が密かに狙っているんだから相変らずの卑怯っぷりだ。
男爵一人じゃ殺れんのか。
しかしそこはヒーロー・ダゴベール、隠れていた全員を瞬く間に撃ち落す。
パン、パン、パン!
 「ちっ、弾切れか!」
途方もなくベタな展開。
大ピンチである。
男爵は余裕の高笑いをみせている。
 「はっはっは、これで終わりだ、アデュー!」
銃声が鳴り響く。

だが、倒れたのは男爵だった。
撃ったのはボディガードのマックス。
アナ・マリアに呼ばれ、助けに駆けつけたのである。

倒れながらも男爵は意地をみせた。
 「プリンセスだけは・・・」
呻きつつ、這い上がって引き金をひいた。
また銃声。
こんどは、ジェニファーを庇ってダゴベールが倒れた。


○ 病院

撃たれたダゴベールの、夢なのか幻想なのか。
少年ダゴベールが嬉しそうに父ちゃんと再会しております。

大人ダゴベールは病院の寝巻きを着せられてベッドの中。
一命はとりとめたようです。
相棒のセルジオが呑気そうに新聞を読んできかせます。
 「ジェニファー王女は無事に帰国したよ。
  おまえに召喚状が来てるんだけど、会いにいってみる?」


○ 大団円

お城の中。
ちょっぴりメタボリック症候群が心配される王様(汝鳥伶サン)が、
 「王女を救ってくれてありがとう。
  悪い奴らはみんな逮捕したから」
とダゴベールに礼を言い、おもむろに種明かしを始めた。
 「王女の命が狙われていると知ったマックスは、王女を誘拐させ、わざと狙いやすくすることで犯人をおびき出そうとしたのだ」
と。
だから誘拐犯には、誘拐したあとも王女をしっかり守ってもらわなければならない。
強くてカッコよくてカリブの島々に詳しい男・・・それで選ばれたのがダゴベールだ。
つまり、彼は最初からボディガードとして雇われていたのだ。
 「俺、騙されてた?」
呆れるダゴベール。
だが更に。
衝撃の真実が明らかに!
ジェニファーは実は王女様ではく、影武者だったのだ。
ちなみに本物の王女は琴まりえちゃん
・・・今まで何してたのかしら。

影武者だと分ってみれば、ダゴベールよりも
 「私の手にかかるに相応しい美しさだ♪」
などとほざいていた男爵が不憫でならない。

 「ごめんなさい、騙すつもりはなかったの」
と謝るジェニファー。
 「何も言わなくていい」
と彼女を抱きしめるダゴベール。
 「これが最後で最高のシークレットだ」
悦に入って宣言する王様。
最後は2人の結婚式でしょうか。
ジェニファー白のドレスが素敵でございます。

結婚式にはダゴベールの母親も登場。
子供の頃はじめて盗みをしたとき以来、会っていない母ちゃん。
 「母ちゃーん!」
 「息子よー!」
と、感動の対面を果たしたのは、どう見ても、父ちゃん。英真なおきサン。
いまいち意味のわかんない一人二役でオチがついて、幕。
カテゴリ: ネタバレ!
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