駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「なんとなく花のみち日記」 2009年 01月 07日 (水) 19:25
お久しぶりの宝塚。
3ヵ月ぶりの大劇場。
ご無沙汰していた友達にも会い、上がりっぱなしの超ハイテンション。
開演前からおおはしゃぎ。
 「新年あけましておめでとうございます」
という真飛聖くんのアナウンスに
 「おめでとうっ!」
勢いつけて返事した(ココロの中で)。
やっぱり私の1年は、これでなくちゃ始まらない。

花組公演『太王四神記』。
さすがである。
いろんな意味で、さすがである。
なにしろ
 「お金かかってる!」
衣装の豪華さハンパじゃない。
これで当分アジアものの使いまわしには困らない。
それから
 「ごたごた長くてややこしい!」
最初の10分、15分が命。
しっかり観ないと話がわからん。
説明台詞は聞き取りにくい。
キャラがどんどん増えるたび
 「えーと、こんな人いたっけ?」
いちいち記憶の糸をたぐらなくちゃいけないから。

そして。
さすがに、面白い。
ものすごくおもしろい。
ファンタジーって素敵。
タカラヅカって素敵。
マトブセイって素敵。
ユウマリンも素敵。
そう思わせてくれる作品にだった。
これをきっかけに韓流ドラマにはまったらどうしよう(大丈夫)。

ネタバレOKな人のみ「続き」をどうぞ。
長いです。
 

韓国ものって宝塚にはまだ少ない。
まだ慣れない。
あの役名に、まだ慣れない。
息絶えた友を腕に抱き、悲痛に叫ぶあの名前。
 「ホゲーーー!」
・・・慣れない。

ということで、ホゲ役の大空祐飛くんから。
名前はホゲだがキレ者である。
大物である。

主役のタムドクと同じ日に生まれ兄弟のように仲良く育ったのに
王位争いをしなくちゃいけなくなって
同じ女性を好きになって、やっぱりフラれて
ヤケクソで戦争しまくって
悪役を一手に引き受けて頑張ったにもかかわらず
結局はどちらも手に入れられない。
最後はタムドクを狙った矢に間違って当たって死んじゃった。
どんなけ可哀想なんこの人。
変な人ばっかり出てくる物語の中で
いちばん普通の人間じゃないかとの説もアリ。

演じるのは大空祐飛くん。
最強の2番手役者、千両役者っぷりを魅せてくれる。
ものすごく出番多いよね。
そりゃ声もかすれるよね。

ホゲの次に気になった名前は、野々すみ花ちゃんの
 「カルビ」
なんておいしそうな名前。
本当は何と言っていたのだろう?
調べるの面倒くさいからカルビって呼んでる。

ヒロインの「キハ」は、わかりやすい。
聞き間違わない。
美しい。
妹キャラじゃなくて影のある役だと、桜乃彩音ちゃんはとっても魅力的になる。
紋章があるとかないとかで肩をグイッと開けられる姿もなかなかエロい。

キハは炎の力をもつ「朱雀」の女。
悪者に操られている。
命令されて王宮に忍び込んだけど、
ついうっかり主人公のタムドクに惚れてしまい、駆け落ちをする。
ついうっかりで子供までできちゃう。
だけど殺人犯の濡れ衣を着せられ、疑われたキハは彼と別れることに。
その後はホゲと婚約するが、しょせん、愛のない結婚だ。
しかも悪者たちはキハのお腹の子を狙っていた。
子供の命が危ない!
お母さんキハは子を守ろうとするあまり
黒朱雀という恐ろしい怪獣に変身してしまいそうになるが
危機一髪でヒーロー・タムドクが助けに来てくれる。
最後に愛は勝つ。

それにしてもこの公演。
出産シーンが異常に多い。
客席に背をむけて座り、ボロッと産んだ人までいたな。
 「うっわ、生まれた!」
とびっくりした。
キハも出産直後にもかかわらず大活躍だった。

悪役の大元締めは、壮一帆くんだ。
長老って呼ばれてた。
聞いて驚け2000才!
宝塚史上、最高齢の役に違いない。

しわしわのマスクをつけて腰を曲げて、スーパー高齢者の怪演も見ものだが
魔法で若返った姿がものすごくかっこいい。
何なのよ、あの片っぽ三つ編みは!
えもいわれぬほどキュートである。
今までは、花組といえば悠真倫と日向燦が第一線に並んでたけど、
「壮一帆もなかなかやるやん」
って思うくらいだった。
・・・何のことかはちょっと言えない。

そんな壮くんの役柄は、悪い魔術師だ。
と言っても彼のいちばんすごい所は2千年間ずっと生きてることであり
魔術そのものは割合しょぼい。
何やってんのか、いまいち分らん。
とにかく、ワルイ魔術師の彼は世界征服を企んでおり、
タムドクやホゲやキハやを争わせ、利用している。
そして征服のための必須アイテム『四種の神器』を集めにかかるのだが
 「青龍と玄武はどこにある?」
と尋ねられて
 「わからない!」
と断言していた。
2千年もあったんだから、ちゃんと調べとけ。
この際、先に押さえとけ。
なんのために赤い忍者服みたいな部下を大勢従えているんだ?
ただのショッカーか?
もしくはファンクラブか?

2千年ただ生きてるだけの魔術師は、
こちゃこちゃとした策で人間たちを戦わせはするが、
結局は正義のヒーローにぶっとばされてしまう。
タムドクのパンチ1発で、セクシィなおひげの中年男からよぼよぼ爺さんに逆戻り。
あああ。

ようやくたどり着いた主人公・タムドク。
真飛聖ちゃんである。
ヨン様も真っ青な美しさ!
と、書いておこう。
壮絶に美しかったのは確かです。

でも、正直言うとね。
主人公ってつまんない。
ヒーローってつまんない。
周りがオモシロすぎるので、純白の王子様ってなんか残念なのだ。
もったいないのだ。
せっかくの真飛聖ちゃんなのに。

タムドクは高句麗の王子。
真実の王になるべく「チュシンの星」のもとに生まれた選ばれた皇太子である。
同じ日にうまれたホゲとは大の仲良しの友達だが、
悪い叔父さんたちがタムドクを廃しホゲを王位にと狙っている。
タムドク自身はあんまり王位に興味がないらしい。
政治とか面倒くさそう。
もっと自由に遊びたそう。
ついには
 「王位なんかくれてやる!」
と、恋人のキハと駆け落ちするのだが。
なんとホゲが
 「戻って来い。今ちょっと大変なんだ」
と、迎えにきたらあっさり一緒に行ってしまう。
恋人のキハは他人預けだ。
いいのかそれで。

そのうちに父王が暗殺される。
殺したのはキハだが、
世間的にはタムドクが犯人ということになっており、捕まってしまう。
キハはみんなの前で
 「王様は自害したのです!」
と真実を告白するのだけど、誰も聞いちゃいない。
タムドクすら聞いてない。
タムドクが犯人かどうかは、当時の迷信である
 「無実なら、心臓を剣で刺しても死なない」
という無茶な方法で試されることになった。
普通なら誰でも死ぬ。
だがタムドクの心臓を貫いたのは王家に伝わる神剣であった。
エクスカリバーみたいな。
ライトセイバーみたいな。
白く輝くおもちゃっぽい剣。
 「これこそが真実の王の印!」
ライトセイバーを得意げに振り上げるタムドク。

彼はそんまま逃走。
仲間たちとともに『四種の神器』を集めはじめる。
朱雀・玄武・白虎・青龍。
4人の神様の力をもつ4つの宝。
宝をぜんぶ集めれば真実の王として平和な世界をつくれるんだっけ?

神器をぜんぶ揃えたら、恋人キハを助けにいこう。
彼女はタムドクの赤ん坊を身ごもっており、
魔術師の壮くんはその赤ん坊を殺して悪いことに使おうとたくらんでいるのだ。
タムドクは、子供と四種の神器を交換しようとした。
 「子供をよこせ」
 「神器が先だ」
 「子供だ!」
 「神器だ!」
 「子供だー!」
 「神器だー!」
 「早よせんかい!」
と、キハが怒った。
怒りのあまり変身を始めた。
黒朱雀・・・世界を焼き尽くす悪魔になろうとしているのだ。
えらいこっちゃと慌てるタムドク。
キハを殺せば世界は救える。
だが愛する人を殺すことなんてできない!
タムドクもキレた。
 「ええい、もう、ややこしわ!
  神器なんてほかしてまえ!」
神器を谷へ捨てちゃった。
すると、ピカーン!
光ったり、爆発したり、スモークがもくもく湧いたりして、
魔術師はよぼよぼ爺さんに戻ってしまった。

スモークの中でキハを助けだすタムドク。
キハは普通の姿に戻り、2人は愛を再確認。
手のつけられない甘ーいデュエットを歌いながらハッピーエンドを迎えます。

が、この2人が乗ってるセットがね。
最初はセットが隠されているから『エリザベート』の黄泉エレベーターに見えた。
でも、動きだすと違ったのだ。
ぜんぜん違った。
クレーンだった。
かつて朝海オスカルが満面の笑みを浮かべてペガサスに乗ってた、巨大なクレーン。
衣装はほとんど新調なのに。
こんなところだけは使いまわすところがいじらしい。
やるなあ小池さん。

今回は岩のセットで覆いかなりクレーンっぽさを隠せているが、
それでも大爆笑クレーンであることには違いない。
鉄のアームがうにょんうにょんと伸びてきて
2階の最前列の付近でアツいデュエットを繰り広げられた時には
遠慮なく笑い転げてしまった。
クレーンが揺れるたびに手すりを握りしめる美しいカップル、タムドクとキハの下には
 『初笑いだよ!花組一座・完』
のテロップが浮かんでみえるようだった。
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