駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
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 「なんとなく花のみち日記」 2007年 03月 23日 (金) 23:48
花のみちの桜の下を、整列し、行進していく音楽学校生。
そのうちの一人について友達が教えてくれたことがある。
 「ほら、あの子だよ! すっごい有望なんだって。
  『安蘭けい』っていう名前だよ。
  あの子はきっとトップになるよ!」
・・・あの子はきっとトップになる。
その言葉を聞いてからいったい何年経ったのだろう。
長い長い、長い月日だった。
長かったから、今日が余計に嬉しいのだ。

さあ開演のベルが鳴る。
ファンは息をころして待っている。
星組トップ安蘭けい、大劇場最初の開演アナウンスを。
第一声を。
拍手を構えて待っている。
・・・待っている。
ところが流れてきた声は、英真組長のものだった。
 「開演に先立ちまして初舞台生の口上を」
今年の初舞台生はコケもせず、主席の彩風咲奈ちゃんは良い声で口上を完遂した。

今度こそ開演!
何年ぶりかの和物ショーは宝塚舞踊詩『さくら』。
サブタイトルは『-妖しいまでに美しいおまえ-』。
おまえ。
おまえ?
おまえって、誰だよ。
アヤシかったのは涼紫央サンのつまずきかけた足元くらいだ。
幽玄のゆの字もありはしない。
昨今では貴重な和物ショーだが、やるたびに日本舞踊から離れていくような。
ド派手になっていくような。
若衆にティアラはいらないような。
とくに今回は「さくら」ってことで。
「春休み」ってことで。
言うなれば
 「お子様でも親しめる和の世界!」
気軽に笑って楽しんで。
人形姿の綺華れいちゃんが、目玉が裏返るほど美しかったです。

芝居は児玉明子先生のデビュー作、『シークレット・ハンター』。
話題・問題・つっこみどころを期待される児玉作品だが、
こちらも「春休み」ってことで。
いつかどこかで観たような、具体的なデジャブに襲われたこととか、
あまりにもベタ過ぎてつっこむ気力すら奪われたこととか、
・・・今日はそんなことはどうでもいいのだ。

安蘭けいが舞台に満ちる。
たった一人で歌っていても、広い舞台がいっぱいになる。
そういう瞬間を感じられたら、それでいいのだ。

劇場は拍手で割れそうだった。
安蘭サンは挨拶で涙を流しながら
 「夢は見るだけではなく叶えるものです。
  でも、たとえ叶えられなくても、その道程が夢なのです」
と言った。
夢なんて叶う人のほうが少ないと、
努力すれば必ず叶うというものでもないと、
誰よりも知っているであろうこの人が言うのだ。
ファンはみんな泣いてしまって客席はえらいことになっていた。
みんなの夢が叶ってよかった。

そぞろ歩く花のみちの桜はまだ蕾。
それでも東京の友人からはこんなメールが届いていた。
 「2本の大きな桜が舞台で咲き誇りますように」
きれいに咲いたよ。
たくさん咲いたよ。
安蘭けい、満開。
遠野あすか、満開。
本当に本当におめでとう。
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