駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
 「スポンサー広告」 --年 --月 --日 (--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ: スポンサー広告
 「なんとなく花のみち日記」 2008年 03月 21日 (金) 23:05
風の強い朝だった。
花のみちを吹き抜ける突風は、私の前髪を乱れさせ、
ファンのひとたちの会服をはためかせ、
娘役さんのスカートをめくりあげて、
・・・朝からスミレコード満載な光景を目撃してしまった。

さて。
ここ2,3日、頭から離れない曲がある。
ヘアフォード家の新しい当主に会いにいく歌である。
 「♪間もなくみられる」
もうすぐ。
もうすぐ。
もうすぐ観られるよー。
待ち遠しい公演がついにはじまるのだ。

月組『ME AND MY GIRL』。
生まれて初めて立見をした作品。
生まれて初めててスタンディング・オベーションに遭遇したけど立見だから関係なかった公演。
再演では、初日を観たさに徹夜までした。
ぜんぶ歌える。
ぜんぶ覚えてる。
細かいところはあちこち変わっていたけど、変わってるのがまた楽しい。
思い返せば初演の頃は、ビルとジャッキーのソファの意味すら分らない子供だった。
いまや友達と
 「ジャッキーのぱんつはどこまで見えても許されるのか」
 「ムチの声はどこまでエロさを追求するべきか」
と議論するおばちゃんになってしまったけれど。
今まで宝塚ファンでいられたことが嬉しい。
敷物のトラちゃんとか、動く胸像さんとか、そんなのにまた会えたのが嬉しい。

瀬奈じゅんビルはやっぱり帽子を落したし、
タイトルの台詞「俺俺の女の子」を
 「俺俺の女の子」
と『マイマイガール』にしちゃったけれど、
いきいきとした軽快なビルだった。
これからどんどん滑らかになっていくんだろう。

マリア公爵夫人・出雲綾さんは張りのある歌声で圧倒する。
帰ってきた未沙パーチェスターはおそろしくキレのいいダンスでランベスを踊り狂う。
ジョン卿の霧矢大夢氏はキュートであったかいおじさんだった。
越乃リュウさんの執事は・・・ヘザーセットってあんなかっこいい役だったっけ?
明日海りお君のジャッキーはつやつやの若さと美しさを誇り、
遼河はるひくんのジェラルドときたら、あほであほであほすぎて、
イライラして踏みつけたいくらいのあほぼんだった(褒めている)。

そして彩乃かなみちゃんのサリー。
まさに、サリー!
みずみずしさも。
可愛さも。
いきのよさも、いじらしさも。
最高に純度の高いサリー。
千秋楽のその日まで、涙は顎で受けとめて、輝くスマイルを見せてくれることだろう。

ランベス・ウォークがはじまれば、客席が手拍子に沸きたった。
あとで視覚障害の方が
 「何が起こったのかと思った」
と仰っていたが、あの場面の空気はほんとに特別だ。
ただ単に客席降りのせいだけじゃない。
庶民も貴族も、
舞台も客席も、
劇場じゅうが喜びではじける。
何もかも音楽の渦に巻き込まれてしまう。
幸せで幸せで、とてつもない興奮をうみだすランベス・ウォーク。

初舞台生のロケットになると
 「あっ、あそこや! 左から○番目!」
我が子を探す親の声がきこえてきた。
私もいっしょにその子を探した。
最後の幕が降りるとき、瀬奈さんは手首をくるくるまわしてた。
貴族のたしなみ・手首くるくる。
客席にむかって教えるように見せていたから、
私もみんなとくるくるやった。

終演したとき、あまりにも幸せな気分だったので、
知らないひとから
 「あなた初演も観たんでしょ? どっちが良かった?」
と訊かれて本気で腹を立ててしまった。
これほど無意味な質問はない。
どれが良いとか悪いとか、私はそんな宝塚を観にきてるんじゃない。

ただただ、ハッピー。
これで明日も頑張れる。
次の仕事を乗り越えられる。
そう思うために観てるのだ。
元気と幸せをいっぱいくれる舞台。
笑いすぎて拍手しすぎて、疲れきって夜空を見上げたら、
・・・濃紺の空にほんのちょっと欠けた月が浮かんでいた。
 
copyright (C) 駄らだら、たからづか。 all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。