駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
 「スポンサー広告」 --年 --月 --日 (--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ: スポンサー広告
 「ネタバレ!」 2008年 02月 23日 (土) 10:07
季節柄、「風」って打とうとするとどうしても「風邪」って変換してしまう。
黎明の風邪。
はっくしょん!
夜明けの頃がいちばん寒い。
皆様お気をつけて。



(1) オープニング~群青まで 
(2) 敗戦~朝鮮戦争まで 

(3) さよならマッカーサー~ラストまで
   「つづきを読む」からどうぞ。



○ さよならニッポン

赤絨毯の階段の前。
マッカーサー(大和くん)のさよならパーティが行われている。
日米の人々が並び、花束を受けとるマッカーサー。
マイクの前で演説をする。
 「我々はもう敵味方ではない。
  戦後の世界をつくっていく同志である」
そして正式な解任まであと10分というとき、白洲次郎を呼んで
 「今後は、日本の経済復興を支えていってほしい」
と命じた。
そしてなぜかこんな話まで。
 「歴史的にみて敗戦国の君主はまず命乞いをするものだが、
  日本の天皇は違ったんだよ。
  エンペラー・ヒロヒトは私と初めて会ったときこう言った。
   『戦争のすべの責任は私にある。
    私はどんな裁きでも受けよう。
    だが、飢えに苦しむ国民を助けてやってほしい。』
  彼もまた紳士だな」
陛下・・・と呟きうつむく次郎。

人々に見送られ、マッカーサーが去っていく。
銀橋で歌う「さよならの歌」。
さよなら・さよなら・さよならと、淀川長治みたいな繰り返しだが、
サングラスをかけてくるりと振り向き、キメる台詞も
 「さよなら、ニッポン!」
ほとんどさよなら公演かと。


○ 空港

マッカーサーは去ったけど。
話はまだまだ終わらない。
敗戦以来つづいてきたGHQによる占領時代を終わらせ、日本はいよいよ独立するのだ。
そのための講和条約がサンフランシスコで締結される。

ということで。
羽田空港。
政治家の皆さんがアメリカへ旅立とうとしている。
皆スーツ姿なのに、次郎一人だけラフな格好であらわれた。
黒の皮ジャンにジーンスはいて・・・若い。
こんな若い服の轟さんって何年かぶりに見た気がする。
辰美さんが
 「白洲さんは初めてジーンズをはいた日本人ですからね!」
と、得意げに説明してくれる。

次郎は、共にフランシスコへ向かう仲間たちに一言ずつ声をかけていく。
お髭の可愛い武藤さん(風莉じん君)には
 「貧乏ったらしい鞄を持つのはやめろ。
  ヴィトンとかシャネルとかを持つのだ」
とナイスなアドバイス。
宮川喜一郎(早霧せいな君)には
 「君は有望株なんだって?
  だがトップに昇りつめようと思ったら、
  人気があるだけではダメだぞ」
と、ありがたいような恐ろしいような説教を垂れてくれる。

そして最後に近藤さん(美郷真也サン)
近藤さんは事務官だ。
芝居では
 「たいへんです、たいへんです!」
とビッグニュースを持ってくるのが主な仕事。
地味で控えめな人だから
 「私のような者が、日本独立の晴れ舞台にお邪魔しちゃっていいのでしょうか」
と遠慮しまくり。
そんな近藤さんに、次郎はこう言う。
 「たしかにあなたは華のある役者でも人気スターでもはない。
  けれども長年ミスもなく、失敗もなく、確実に仕事をこなしてきてくれた。
  組織にはあなたのような縁の下の力持ちが必要なんだよ」

と、退団者に送る言葉を述べてくれる。
この空港の場面は美郷真也氏のものですわ。


○ 「かっこいいぞ!」

次郎がサンフランシスコへ旅立つとき、奥さんの正子(和音サン)は家で留守番をしているはずだった。
だが実は空港に来て、下手花道からこっそり夫を見送っていた。
「お子さまポーズ」で立て膝をついている子供達に
 「お父さんは表舞台には出なかったけれど、
  日本のために働くとっても偉い人なんだよ」
と教えている。
そして一人になって銀橋をわたり、ソロを歌い終えると最後に叫ぶ。
  「よっ、白洲次郎!
   かっこいいぞー!」
立派に代役こなしてる、君だってかなりかっこいいぞ。


○ サンフランシスコ講和条約

本舞台に浮かびあがる映像。
1951年当時の映画ニュースだ。
『サンフランシスコ講和会議 開かれる』
というような見出し。
白黒の見えにくい映像で、本物の吉田茂とかが映ってるんだろうけど、誰がそうなのかいまいちわからない。

映像を背に歌いはじめる白洲次郎。
銀橋を渡りながら
 「絶望を希望にかえてこそ」
と歌う。

本舞台には見事な夜景がひろがっている。
丘の上から見下ろす夜景。
海にかかる大きな橋は、瀬戸大橋・・・ではなくて
サンフランシスコだからゴールデンゲートブリッジだろう。
吉田茂が背中をまるめて夜景をながめている。
彼に寄り添う次郎。
 「日本が独立するまで、大好きな葉巻を断っていたんだろう?」
そう言って葉巻をさしだした。
講和は結ばれた。
GHQによる統治は終わり、日本は独立したのだ。
葉巻を受け取りながら涙ぐむ吉田さん。


○ 日の丸が!

次郎と吉田が地味に祝っているところへ仲間達が集まってきた。
講和文を巻紙に書いたもんだから長さが30メートルにもなっちゃって、
 「トイレットペーパーか?」
などと笑われたとか。
そんな話をしていると、誰だったかが正面を向いて
 「日の丸がー!」
と指差した。
彼の指さす方向は、客席1階A席後部。
日の丸の旗がサンフランシスコに掲げられたのか、
日の丸のような朝日が昇ってきたのか、
日の丸模様を着たおばちゃんが座ってるのか。
そのへんがどうも分らない。

まあいい。
とにかく日の丸だ。
世界にみとめられた日本の旗が、今、大空に翻る。
昇りゆく日の丸を見つめる一同にむかって、次郎が感慨をこめて
 「日本は独立を果たしたのだ」
と宣言する。

静かな曲にかわり。
マッカーサーが上手花道に現れる。
軍服、軍帽、コート姿のマッカーサー。
 「空が暗くても嘆くことはない。
  闇夜の中で星は輝きを増す」
なかなか落ち着いた歌で聴かせてくれる。

本舞台は国会議事堂。
登場人物全員が集合している。

白洲次郎もマッカーサーも、
吉田茂も奥さんたちも、
日本の部下もGHQの部下も、
女中怪獣のきくさんも、
すっかり忘れてたロビンさんも、
全員そろっての大団円。
微笑みながら穏やかに歌を歌います。

 「過ちから許すことを学ぼう。
  絶望を希望に変えよう」

辛い時代をのりこえて。
ついに果たした独立の夢。
平和な未来につなげたい。
日の丸だらけの舞台に緞帳が降りてくる。
おしまい。

 
カテゴリ: ネタバレ!
copyright (C) 駄らだら、たからづか。 all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。