駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
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 「ネタバレ!」 2008年 02月 20日 (水) 10:50
戦争だとか。
外交だとか。
講和条約、なんとか、かんとか。
実在の人物だらけでこのうえもなくツッコミにくい。

ほとんど自分のためのまとめ用ネタバレになってきました。
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○ 敗戦、そしてマッカーサー

1945年。
日本は戦争に負けた。
連合国による統治を受けることになった。

ここは厚木の飛行場。
セットはグレーの米軍機。
新しい総司令官をのせて今、日本に到着したところ。
GHQ側のアメリカ人と、
悲しげな様子の日本兵、
それから大勢のマスコミたちがズラリと並んで出迎えた。

タラップの上に姿をあらわしたのは、黒サングラスにコーンパイプをくわえた男。
記者団にむかって片手をちょっと挙げて見せ。
「マッカーサー」の名を聞いて誰もが浮かべるあの場面。
・・・びっくりするほどかっこいい。

マッカーサー(大和くん)は、占領軍の親玉だ。
だが力づくで押さえこもうとはしなかった。
飛行機を降りて早々、部下にくどいほど命じている。
 「日本国民にとって、天皇は半分神様だ。
  戦犯あつかいすることは絶対に許さん。
  我々は天皇と二人三脚で日本を治めるのだ」



○ 吉田茂と仲間達

対する日本の親玉は、みんなの親分・吉田茂(汝鳥さん)。
総理大臣になりました。
 「首相就任おめでとう!」
舞台は国会議事堂でしょうか。
赤絨毯のしかれた大きな階段がのびています。

でも、これからが大変で。
首相は吉田茂だけれど、統治するのはGHQ。
マッカーサーと渡りあえる男はいないのか?
骨のある男はいないのか?
 「いるぞ! 白洲次郎だ!」
呼ばれて登場、白洲次郎(轟サン)。
 「あいつらの思いどおりにはさせない」
男は度胸だ、やってやろうじゃねえかと張り切る次郎。



○ 辰美さん

元・軍人の辰美さん(蘭寿サン)。
白洲次郎の相棒で、戦時中は次郎の召集令状を取り消したこともあるらしい。
次郎がその礼を言うと、辰美さんったら
 「あなたはもういいトシだ。
  中年オヤジは戦争の役にたたないよ、ははは」
・・・笑顔でスゴイことを言う。

辰美さんは妹を広島で亡くした。
軍人だから仲間もたくさん失った。
そのため平和を願う気持ちも人一倍強い。
ジャングルや海の底で眠る英霊にむかって、
 「俺達がこの国の未来をつくります!」
と誓って一曲、歌ってくれる。



○ GHQの人々

GHQチームの人々をまとめて紹介しておきましょう。

ブレストン大佐(北翔くん)。
常識的で冷静な、中間管理職。
つまりマッカーサーのお守り役。
マッカーサーが無茶を言うたび、
 「しかし!」
と食い下がってなんとか事態を丸くおさめるべく試みる係。
けっこうストレス溜まってそう。
 
グルーパー中佐(悠未ひろ君)。
アツイ男だ。
弟を真珠湾で喪い、日本をかなり恨んでる。
 「日本人てバカじゃねえの」
みたいな発言も多く、そのため辰美さんとやりあう場面もある。
だけど自分が間違っていたら「ゴメンナサイ」が言える素直な子。

ラッセル少佐(十輝いりす君)。
過去に、フィリピンが危なくなって、マッカーサーが逃げ出したとき、
 「ここは私が死守します!」
と名乗りを上げた武人。
マッカーサーは格好をつけて
 「あい・しゃる・りたーん!(俺は絶対、帰ってくるぞ)」
と誓ったけれど、やっぱり帰ってこなかった。
結果、部隊は壊滅。
ラッセル自身もケガをして、松葉杖をついて今に至る。




○ 白洲次郎とマッカーサー(1)

マッカーサーの執務室。
大きなデスクに立派なソファ、それからもちろん星条旗。

そこへ乗り込んできた白洲次郎。
彼の仕事はGHQとの交渉すること、つまり、言い合いをすることです。
次郎VSマッカーサー。
一対一の男の勝負。
新旧美形の一騎打ち。
国と国の誇りをかけ未来をかけ、論争、かけ引き、食い違い、
2人の間に火花が散ります。
次郎は
 「従順ならざるただ一人のニッポン人」
っぷりを披露。
しまいには声を荒らげて
 「酷いぞ、それは内政干渉だ!」
大迫力で迫ります。

マッカーサーの大和くんも意外なことに(失礼)負けてはいません。
戦勝国の余裕たっぷり。
クールに構えて言い切ります。
 「我々は占領軍だ。
  スシやテンプラを食べに日本に来たわけではない。
  内政干渉をするために来たのである」
まあ、そりゃそうだ。
言い負かされた次郎は、悔しいので1冊の本をマッカーサーに手渡した。
 『戦艦大和の最後』。
シャレなんだか、嫌味なんだか。



○ 東京ブキ

政治の話は小休憩。
カーテン前に飛びだしてきたのは、元気な音乃いづみちゃん。
娘役さん引き連れて、歌うは『東京ブギウギ』。
強く明るくたくましく。
威勢のいい歌が響きます。



○ パーティ

華やかなパーティ。
日米いっしょの仲良しパーティ。
次郎もマッカーサーも吉田茂も、部下もみんなで勢ぞろい。
奥さんたちも勢ぞろい。
白洲正子さん(和音さん)やマッカーサーさんちのジーンさん(美羽さん)、
吉田茂の娘の和子さん(藤咲えりサン)も登場します。
正子はそこで花影アリスちゃんを見つけ、
 「あら? あなたはアメリカ留学時代の同級生、ポーラ!」
とものすごい解説つきで、とりあえず登場させとけ的な再会場面をくりひろげる。

それだけではありません。
東京ローズ(美風舞良さん)まで登場。
戦時中、彼女はラジオのアナウンサーとしてアメリカを挑発する番組を放送していました。
それは軍による強制だったのですが、日本が負けた今、彼女は逮捕され、裁判を待つ身の上となったのです。
 「罪もない女性もまた被害者だ」
と呟く次郎。

とはいえ、そんな悲劇の女性・東京ローズがなぜわざわざ華やかなパーティーの場に現れたのかは、謎。
しかも連行されていく途中らしい。
手錠をかけられ。
コートをかぶせられ。
火曜サスペンスの最後にパトカーに連れてかれる犯人みたいな風情。
次郎はそんな彼女に声をかけ、
 「最後に一曲、歌ってください」
と優しく頼みました。
それでは歌いましょうと、東京ローズはコートを脱ぎます。
脱ぎますと・・・チャナドレス!
オレンジ色のチャイナドレス!
スリット入りで色っぽい!
連行されていく途中なのになぜこの衣装。
さてはブレストン大佐の趣味か。いや気遣いか。

ところでこれ、いったい何のパーティなんでしょうね。



○ 朝鮮戦争

パーティの最後にビッグニュースをもってきたのは美郷真也サン。
 「朝鮮戦争がはじまったぞー!」

カーテンが閉まり。
舞台に残るのは4人の女性たち。
正子とジーンと和子とポーラ。
 「これからどうなるのかしら?」
と不安そう。
戦争がはじまったからには、マッカーサーは部隊を率いて朝鮮半島へ行かなければならない。
そうすると日本を守ってくれる者はいなくなる。
丸腰になってしまう。
ジーンは思いつめた顔で言う。
 「主人は日本に再軍備の要請をするでしょうね」
 「そんな!」
と迫る正子さん。
奥さんにに言ってもしょうがないのですが。



○ 憲法と軍隊

戦後、日本には新しい憲法ができた。
誰が呼んだか『マック憲法』。
いや、マクドナルドではなく。
Macintoshでもなく。
マッカーサーのマックである。
アメリカがいっぱい口出しした憲法。

その憲法で日本は戦争を放棄した。
軍隊を捨てたはずだった。
なのにGHQが「やっぱりまた軍隊を持て」と言ってきたので、
吉田茂は激怒した。
 「捨てろと言ったり、持てと言ったり。
  どっちやねーん!」

部下の辰美さんは言う。
 「守るだけの軍隊なんて意味がありません。
  憲法を変えて、ちゃんとした軍隊をつくりましょうよ」
 「ダメだ!
  大事な憲法をそんな簡単に変えてはイカン!」
なんだかつい最近も聞いたような議論が交わされる。
 「まあ、憲法も使い方だよね~」
という次郎。



○ 白洲次郎とマッカーサー(2)

一方、マッカーサーもご機嫌ナナメ。
本国が援軍を送ってくれないからだ。
 「大統領はボクのことをキライなんだぁ」
と拗ねている。
 「そんなことはありませんよ」
となだめているのは、またも北翔くんである。気苦労の多い人だ。

朝鮮戦争は厄介なことになっていた。
なにしろ相手は北朝鮮。
マッカーサーは
 「北朝鮮は今のうちに叩いておかないと将来ヤバいことになる」
武力でガンガンやっつけようと主張する。

それを他の人たちが(主に北翔くんが)、必死になってなだめにかかる。
 「北朝鮮はコワイ相手ですからね。
  外交ルートで穏便にコトを運んだほうが安全です。
  下手に攻撃なんかすると第三次世界大戦、核戦争になっちゃいますよ」

核戦争!
そんな物騒な話、黙って聞いてはいられない。
広島で妹をなくした辰美さんはマッカーサーにくってかかろうとする。
それを抑えて白洲次郎。
すっと前に出ると、重々しくも丁寧に
 「唯一の被爆国としてお願いする。
  全面戦争だけは避けてほしい」
と言った。
いや、頼んだ。
ライバル・マッカーサーにむかって頭を下げ、
最後は土下座をして頼んだ。
どうか戦争はしないでくれと。
 「ミスター・シラス、君は・・・」
マッカーサーが次郎に何か言おうとした、そのとき。
妻のジーンがとびこんできた。
 「あなた大変よ。
  総司令官をクビになっちゃったわ」

そうなるともう土下座の次郎はほったらかしだ。
照明は消え。
マッカーサーとジーン2人だけの世界に突入。
 「長いあいだお疲れ様でした」
という妻を抱き寄せ、
 「これでやっと祖国に帰れる」
どこかほっとした顔のマッカーサー。
彼はこのとき70歳をこえていたという史実。
 
カテゴリ: ネタバレ!
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