駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
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 「ネタバレ!」 2008年 02月 17日 (日) 19:03
テーマは重く。
現代史には疎く。
恋愛もなく。
バラもなく。
説明セリフの雨あられ。
芝居の7割が政治の解説。

・・・どうしようこれ。

初日は正直、もうダメかと思っていたわけです。
話についていけてなかった。

ところが。
2回目。
観ちゃったら。
舞台にむかって日の丸を振りたくなった!

・・・不覚。
私も日本人だったわけです。

ということで、ネタバレ書き始めてみました。
「続きを読む」からお入りください。    
***************************************

○ 白洲次郎

戦争のあと。
焼け野原になった町。
センターにたたずむ汝鳥伶サンが
 「酷いことになったもんだ」
と呟く。
日本は戦争に負けた。
アメリカの植民地になった。
GHQはやりたい放題、日本国民は奴隷にされて苦しんでいる。
これはアジア諸国を苦しめた報いなのか。
皆が嘆いていると、汝鳥サンは言う。
 「へこたれてはいけない。
  『これは産みの苦しみなのだ、
   これから新しい日本が生まれるのだと、
   あいつら(米軍)に言ってやりなさい』
  そう言った男がいたよ」
その男の名は?
 「白洲次郎!」

ジャジャーン!
音楽が高鳴り!
大セリが上がる!
ダイナミックにセリ上がってきたのは!
きたのは!
遺書だった!

シンプルで有名な白洲次郎の遺書。
 「葬式不要
  戒名不用」
そこに紳士のシルエットが浮かびあがる。
白洲次郎だ。
自分の遺書の中から現れた。
背後は巨大な日の丸だ。

葬式ではじまる雪組公演。
遺書ではじまる宙組公演。
2008年、ある意味すごい。

恐れ入っているうちに大和悠河くんたちも登場。
日本VSアメリカの軍人ダンス対決が深刻な顔で行われる。




○ 白洲正子

上手花道より登場するのは正子さん(代役:和音美桜サン)
しとやかな和服に日傘をさして。
お金持ちのお嬢様です。
お幸せそうに歌っています。
 「恋しちゃったのよー」
ああそうですかー。

連れているのは女中のきく(鈴奈沙也サン)
迫力満点のウルトラ女中。
料理・洗濯・掃除はもちろん、時にはこんな忠告も。
 「お嬢様、気をつけなければだめですよ。
  男なんて○○なことしか考えてないんですよ」
すると正子はビックリ仰天、
 「ウギャー!」
と叫び声をあげる始末。
・・・きくさん、何を教えたの。

さて、正子さん達はビアガーデンへやってきました。
そこで愛しの彼と会うのです。
侍ジェントルマンな彼、白洲次郎(轟悠サン)
某歌劇団の生徒に手をだしてイギリスへとばされたとか、
女ったらしっぷりが暴露されますが、
すべては台詞で流れていって場面の終わりには仲直り。
結婚しようとプロポーズ。




○ 反戦グループ

ロマンスらしい場面は、ハイ終わりー。
もう終わりー。
政治の話が始まります。
時は第二次世界大戦前夜。
いろんな人が登場します。

吉田茂(汝鳥伶サン)は政界の親分。
みんなの親分。
いずれ首相になる人です。
 「わしは戦争に反対である」

逆に謙虚な辰美さん(蘭寿とむサン)
軍人らしい。
男らしい。
気をつけ姿勢でビシッと立ってる。
 「私は軍人ですが、戦争には反対です」

それから謎のロビンさん(寿つかさサン)
白洲次郎のお友達。
メガネ男子で好男子。
驚いたことにイギリス人。
この後なかなか出番がなくて、いつ出てくるかいつ出てくるかと待っていたら
結局、最後まで出てこなかったという不遇な男。
出現の意図すら分らない。

打田友彦(七帆ひかるくん)
白洲次郎と同郷で。
後輩で。
ロビンさんより出番は多いが、やっぱり何してるのかよくわからない人。

彼らは吉田茂を筆頭に徒党を組んだ戦争反対派らしい。
「ヨハンセングループ」と言っている。
白洲次郎もその仲間。
が、次郎は戦争どころか政治に加わるつもりもなくて、
 「戦争がはじまったら、私は田舎に隠居します」
と言う。
 「隠居! その若さで?」
当主にふさわしい? オレが?と続けたくなったのは私だけですか。
ミーマイの台詞は置いといて。
次郎さんを筆頭に、政治家みんなでずらっと並んで
 「我らはカントリー・ジェントルマン♪」
突拍子もないほど陽気に踊り始めます。




○ 戦争が始まる

1941年12月18日。
日本軍は真珠湾を攻撃。
太平洋戦争に突入しました。

若手の水兵さんが3,4人(鳳翔大くん・春風弥里くん・蓮水ゆうやくん・凪七瑠海くん…だそうです。ささサンありがとう~)。
銀橋にとびだし元気に歌います。
セーラー服が可愛いくて。
 「♪ 月月火水木金~」
楽しそうだが、軍歌です。
海軍さんの歌なのです。

一方、ウルトラ女中の鈴奈サンは
 「♪ とんとんとんからりと隣組~」
を熱唱。
相変らず箒でB29を叩き落とせそうな勢いです。




○ 奥さんの名前

一方、こちらはマッカーサー
やっと出てきた大和悠河くん
わりあい地味な登場だ。
場所はフィリピン。
だだっぴろい部屋の窓からはヤシの木が見える。
結婚式を挙げたばかりの奥さんと一緒だが、
この奥さん(美羽あさひちゃん)の名前が分らない。
マッカーサーは妻のことを気取ってこう呼ぶ。
 「ジィ!」
ジイ。
じい。
爺。
・・・どんな奥さんだ。
きっと「G」か「ジー」だろうと思って役名表を見たら「ジーン」だった。
発音よすぎるよ大和くん。
マッカーサー夫妻は
 「マッカーサー家と日本の縁について」
 「日米関係の変化について」
たくさん説明をしてくれたが、
なにしろ「爺」が気になっているうちに場面が終わってしまう。




○ 米軍チーム

開戦当初、日本は強かった。
東京ローズ(美風舞良サン)によるセクシーなラジオ放送を流し、ほとんど色仕掛けで米兵を惑わせたりもした。

フィリピンもだんだん危なくなり、マッカーサー率いる米軍も
 「潜水艦で逃げましょう」
という話になった。
だがマッカーサーは気にいらない。
 「逃げるなんて男らしくないからイヤだ!
  しかも、潜水艦でこっそりなんて弱虫みたいじゃないか」
・・・駄々をこねている。
中間管理職の北翔海莉くんが汗をふきふき
 「でも死んじゃったら困るでしょう」
と一生懸命に説得。
十輝いりす君がフィリピンを残ることになり、
頑固なマッカーサーもようやくフィリピンを離れることに心を決めた。
しかし最後に私は必ず戻ってくるぞという意味で、
 「アイ・シャル・リターン!」
カタカナ英語でキメて暗転。




○ 玉砕  

日本軍が強かったのは最初だけ。
あとは敗戦へとまっさかさまだ。
みんなの親分・吉田茂も逮捕された。
吉田は戦争を終わらせようとしていたからだ。
 「大本営は何も分っちゃいない」
と怒る白洲次郎。
だが、それだけではない。
とうとうカミカゼ特攻隊に出動命令が下った。
 「若い命が・・・」
怒りのあまり拳を握り、次郎はよろめきながら本舞台へと歩いていく。

ホリゾントまで開いた舞台。
緑色の日本兵たち、そして銀色の特攻服を着た若者達が踊りはじめる。
雪が舞い。
盆がまわる。
兵士たちの真ん中で次郎はせつせつと歌いあげる。
谷村新司の『群青』だ。
・・・うちの親父の十八番。
感動的な場面なのに、どうしてもマイク握りしめて歌う親父の顔がチラついて困る・・・。

 
カテゴリ: ネタバレ!
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