駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「ネタバレ!」 2008年 01月 17日 (木) 11:25
この作品の公式の解説は、こんな言葉で始まっていた。
 「オシャレに、華やかに、今こそラブ・ロマンスを」
えっ。
オシャレですかい?
さっすが宝塚。
 


○ アルセストとセルメーヌ

カップルだらけの動物園。
オウムさんとキリンさんが陽気に首を振っています。
・・・もちろんセットですよ。

しかし明るい動物園にそぐわない人物がいます。
ジョルジュの友人その2・アルセスト(凰稀かなめくん)
彼は根暗な青年で。
めそめそ泣いてばかりいます。
というのも、アルセストの恋人は、ドピルパン氏(一樹千尋サン)の娘・セリメーヌ(大月さゆちゃん)なのですが、
父親のドピルパン氏は娘をジョルジュと結婚させようと企んでいる様子。
セリメーヌはとられたくないし、
親友ジョルジュの邪魔もしたくないし。
うじうじ悩むアルセスト。
セリメーヌだってアルセストが好きなので、
 「あなた、私のこと好きなの?
  好きならはっきりプロポーズして。
  そしたら私ジョルジュとの縁談は断るから!」
と迫っていきます。
しかし優柔不断なアルセスト、
 「え・・・でも・・・僕・・・うーん」
あくまで煮え切らない。
しまいにセリメーヌはイライラしてきて
 「えーい、うっとおしい男!
  もういい、ジョルジュと結婚しちゃうから!」
アルセストを捨て去ってしまいます。
  
あとになってアルセスト、一人孤独に歌います。
 「君のことは好きだけど、ぼくは自信がないんだよ~。
  恋をとるか、友情をとるか?
  でもやっぱり好きなんだ、セリメーヌちゃーん」
惚れ惚れするほどのダメ男っぷり。



○ サーカス芸

それでは皆さんお待ちかね!
夢と希望のサーカスをご覧いただきましょう!
ゆっくりとまわる盆の上でくりひろげられるサーカス芸。
2段になったセットを使って、それなりにそう見えるかもしれない芸の数々。
ゼッタイに落ちない皿まわしとか。
ヌイグルミの虎と猛獣つかいとか。
積み上げた椅子の上でバランスをとる曲芸とか。
お楽しみあれ。

サーカスの花形は、空中ブランコ乗りのマルキーズ(白羽ゆりちゃん)です。
ポスターどおりの華やかな衣装で現れます
が、さすがの木村先生も空中ブランコはうまいこと誤魔化せなかったらしく、
舞台センターにきらびやかな螺旋階段を置き、キメポーズをとって
 「今、終わりました~」
の図。



○ 夢だけでは食えない

華やかなサーカスの舞台、その裏側に潜入しましょう。

その日のステージが終わったとたん、数人の団員が
 「退めます」
と言い出しました。
いきなり退めるなんてそんな集合日退団みたいなことやめてください。
仲間が引き止めようとすると、
 「僕らはもっと給料のいいサーカスに入ることになってるんです。
  そこじゃ海外公演とかもあるんですよ」
つまり、よそに引き抜かれたのだ。

引き抜いたのは、雪組2番手。
心やわらぐソフトな歌声、目元に滲む人の良さ、
けれども今日は敵役!
ご登場願いましょう、
アルガン、彩吹真央さんです!

銀のスーツに身を包み。
お洒落にきめたイイ男。
お金ももってる。
気取ってる。
キザって踊るはムーンウォーク(もどき)。
・・・なかなか出番が少ないですね。ヒマそうですね。

アルガンも昔は同じサーカスの団員で、しかもマルキーズの恋人でした。
今では自分で大きなサーカスを経営。
斬新なアイデアで大儲けしているそうです。
そのアルガンが、故郷ともいえるサーカスから団員を引き抜き、潰しにかかっているのでした。
 「古臭いサーカスなんてやめちまえ」
と。
マルキーズは怒り狂って
 「放っといてよ、うちは昔ながらのやり方でやっていくんだから!」
と怒鳴ります。
ここの2人のやりとりがちょっとおもしろい。

アルガンの言い分はこうです。
 「『時代遅れがいいね、変わらないのがいいね』
 と古い客は言うけれど。
 古い客はやがて消えていく。
 新しい客は新しい娯楽を求め、古臭いところへは寄り付かない。
 結果、お客もだれもいなくなる。
 そうなる前にサーカスも変わっていくべきだ。
 時代に沿って進化するべきだ」

正論です。
そしてこれはどこかの劇団の言い分だなあと思うのです。
気になるのが
 「古い客もやがて飽きる。いずれいなくなる」
という部分。
そうなのか。
私たち古いファンは「やがて飽きて、いなくなる」ものなんだ。
だからファンなんて無視なんだ。
・・・なるほど!

それに対するマルキーズの言い分。
「サーカスは家族。
 ややこしいことするまえに、若手をちゃんと育てたらどう?
 安い料金で感動を売ることこそ小林先生の理念。
 入場料を上げるなんて許せない!」
マルキーズ最高。
これ以上チケットが値上げされたら、私なんて本当に消えちゃうファンだからな。

アルガンは言います。
 「夢だけでは食っていけない」
と。
実際、サーカスは危機に瀕していました。
地主から立ち退きを迫られているのです。
サーカス=旅回り一座かと思っていましたが、彼らはパリに根付いているようです。

ジョルジュ(水夏希サン)は完全によそ者なので、それまで口を出しませんでしたが、
ピンチを知ると黙ってはいられません。
 「今どき地上げ屋みたいなこと言いやがって!
  地主って誰なんだよ?」
 「ドピルパン氏よ。知ってる?」
 「知ってるも何も!」
父の遺言の執行人。
セリメーヌのお父さんです。
ジョルジュはサーカスのためにドピルパン氏と掛け合ってあげようと約束しました。



○ 濃い夫婦

豪華なお屋敷。
ドピルパン氏(一樹千尋サン)が新聞を読んでくつろいでいます。
ガウン姿でセレブな休日。

そこへジョルジュが押しかけてきました。
 「ドピルパンさんお願いです!
  サーカスの土地の立ち退きを、ちょっと待ってやってくれませんか」
ドピルパン氏は生粋の貴族。
貴族でなければ人間に非ず!
「サーカスごとき」と見下している人です。
しかし他ならぬジョルジュ、
ひょっとしたら娘婿になるかもしれないジョルジュの頼みですから
 「ちょっとだけなら」
と、シーズンが終わるまで待ってやることにしました。

ちなみに。
ドピルパン氏の奥様が天勢いづるサンです。
突然変異でオバサン化したため、しばらく気づきませんでした。
ドピルパン氏と2人で
 「夫婦とは何ぞや」
てな歌をデュエットしておられますが。
この歌、長い・・・。
おいたわしい・・・。



○ アトリエ

ジョルジュの弟(緒月遠麻くん)は芸術家。
才能のある絵描きさんです。
奥さんは妊娠中で、子供が産まれるのがとっても楽しみなんだとか。
彼らのアトリエに遊びにきたジョルジュとマルキーズを巻き込んで、
みんなそろって
 「世界は愛だ~」
と、ぐるぐる踊って歌っています。
・・・お幸せそうで。



○ サーカスは家族

さてサーカスに戻りましょう。
ユカイな仲間が大勢います。

まずは団長・副団長。
飛鳥裕サン・灯奈美サンの仲良し夫婦です。
画用紙でつくったみたいな団長のヒゲが気になるところですが、
もっと気になるのは、サーカスの経営から賄いから立ち退き問題にいたるまで、
実際に仕切っているのはマルキーズだというところ。
団員の沙央くらま君が裏切ってアルガン側に行ってしまい、ワーワー騒ぐ場面でも
おヒゲの可愛い団長がひょいと顔をだして
 「何かあったのかね?」
と尋ねると、団員はみんな口をそろえて
 「いえべつに」
教えてあげもしない。
団員がごっそり引き抜かれたのに「べつに」はないだろうよと。
・・・この夫婦ってただの挨拶係・食事配膳係ですか?

「サーカスは家族」。
団長・副団長がお父さんお母さんだとすると、
マルキーズは頼りになる長女。
その次がシャルル(彩那音ちゃん)でしょう。
仲間達の気持ちを代表してしゃべる、みんなのお兄ちゃん的存在です。
彼もたしか空中ブランコ乗りで
 「体力には自信がある!」
と宣言してます。
きっと嘘です。

他にも、虎と遊んでた柊巴くんとか、
力自慢の谷みずせくんとか、
あとは誰が誰だか分りませんが、
若いのが次々に自己紹介してくれます。

末っ子はリュシール(山科愛ちゃん)
空中ブランコ見習いで、マルキーズの妹分です。

そんなサーカス仲間が、あるときジョルジュを問い詰めました。
 「ちょっとアンタ! 最近、マルキーズと付き合ってるんだって?」
 「ええまあ」
頼りない返事にサーカスの兄弟たちはむっとして、
 「ひょっとして遊びなの?」
リュシールはフェンシングの剣を取り出して構えました。
 「マルキーズを泣かせたら殺ス!」
まったく乱暴な連中です。
しかしそこはジョルジュですよ。
トップスターですよ。
水夏希ですよ。
 「オレも貴族のはしくれだ、剣の腕には自信がある、かかってこい!」
カンカンカン!
見事な剣さばきで全員をやっつけてしまいます。
衛兵隊を従わせるオスカル様なみの勢い。
子守唄のかわりには
 「守るために闘う、それが強さの秘訣なのだ」
と歌います。
が、アランのかわりに出てくるのがマルキーズなんだから変な成り行きで。
自分のことでもめているとも知らないで、
 「あ、フェンシングやってるの?
  私も得意なのよ、どりゃー!」
飛び込んでくると瞬く間にジョルジュを叩き伏せてしまいました。 
マルキーズ、あなたちょっと暴力ふるいすぎ。

とにかくこのフェンシングのおかげで、ジョルジュはサーカス仲間から一目置かれるようになったのです。



○ 誕生日会

今日はマルキーズの誕生日パーティ。
長ーいテーブルの真ん中に主役のマルキーズ、
まわりをサーカスの仲間たちが囲みます。
 「ハッピー・バースディ!」
みんなが差し出したプレゼントは料理の入った鍋でした。
それ何?
 「ポトフよ!」
 「ジョルジュの提案なの!」
 「マルキーズ、いつもご飯を作ってくれてありがとう。
  今日はみんなでつくったんだ」
 「みんな・・・ありがとう・・・うぅ・・・」
思わず涙のマルキーズ。
母の日のお母さんかよマルキーズ。
誕生日だけでなく、みんな毎日手伝ってあげて頂戴。

ちなみにこのポトフは「ジョルジュのポトフ」として劇場内レストランで売り出し中とか。
なんでも商売にできるものですな。

パーティは盛大なものでした。
すごい人数が集まっております。
歌要員のレオン神父(未来優希サン)、
「今日はパーティ♪」と聞きつけたお祭り好きのフィラント(音月桂ちゃん)、
根暗な青年アルセスト(凰稀かなめくん)、
ジョルジュの弟のクレアント(緒月遠麻くん)、
彼の仲間の芸術家とかそのへんのお姉さんまで集まって、
・・・とりあえず全員だしとけ状態。
マイクが足りない状態。
みんなが持ってるマグカップ、変な形だなあと思ったら、発信機がついてました。
カップを持ったまま踊りまくる人々。

と!
そこへ乗り込んできた敵役!
アルガン(彩吹真央サン)です!
マルキーズの元彼で、サーカスを潰そうとしている男。
成金のアルガン。
キザなスーツで現れて
 「マルキーズ、誕生日おめでとう」
でっかい花かごを差し出します。
しかも嫌味に歌います。

 「古臭いサーカスの諸君!
  君達には未来が見えていない」

新しいサーカスに来いよ、という歌だと思うのですが、
妙に突き刺さる歌詞なので曲解して聞いてしまいました。

 「貧乏なままトシをとり、年金なんか雀の涙。
  少子化がすすみ世話してくれる人もなく、
  体がきかなくなっても3ヵ月で病院追い出されたら行くあてもない。
  今、お金貯めないでどうすんの!?」

そうだよな。
人生、結局、金だよな。
宝塚で無駄遣いしてる場合じゃないよ私。 

欝になりそうなところを
 「うるさい!」
ブチ破ってくれるのが彩那音ちゃんです。
柔らかい声でサーカス仲間の友情を説いてきかせます。
この際あんまり関係ない気もしますが。
芸術家たちも彼に触発されて
 「金金言うな!」
 「金に魂を売るくらいなら死んだほうがマシ!」
と怒りだし。
みんなにぎやかにわーわーと、歌うわ踊るわ、銀橋まで出て大騒ぎ。
 「愛だよ、愛!」
 「少ないお金で楽しませたい!」
 「それこそサーカス魂!」
なにしろ大人数ですから、迫力負けしたアルガンは
 「2人だけで話そう」
とマルキーズを連れ出しますが・・・。

 
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