駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「ネタバレ!」 2007年 12月 11日 (火) 23:59
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しまった。
一場面書くの忘れてた。
これはスペインに亡命前のお話。
話が前後しますがよろしく。

ギルダの島の話~ラストまで。
***************************************
○ ギルダの島

女海賊・ギルダさん(遠野あすかサン)。
剣とドレスを振り回し戦うキモの座った女傑である。
なのに変わった。
ガラリと変わった。
威勢のよさは陰をひそめて。
すっかりしっとりおしとやか。
黒のドレスでセリ上がり、ひとり静かに歌いだす。
遠い昔の思い出話。

本舞台に浮かびあがる影。
海辺にうずくまる少年と、少女時代のギルダ(羽桜しずくサン)。
 「昔、黒髪の少年と出会ったわ。
  無口な子だったけど、ナイフをあげると喜んで踊りだしたの」
なぜナイフ?
なぜ凶器?
なにゆえいきなり踊りだす?
この危険な少年こそティリアンだったらしい。
過去に2人は出会っていたのだ。

歌が終わって現在のギルダ。
何が悩みがあるらしい。
恋の悩みか、それとも金か?
 「ああ私のシマが!」
シマか。
縄張りか。

いや、彼女の不動産である「なんとか島(よく知らん)」のことだ。
ギルダの大事な大事な「島」。
彼女の心の拠り所。
戦略的に重要な島らしく、スペインがしつこく狙っており、
そのためギルダはスペイン人が大嫌いだった。
だからティリアン(安蘭けい氏)もスペイン側の人間なので大嫌い!
・・・の、はずだったのに。
罠にかかってすっかり虜。

ティリアンもティリアンで、邪魔な相手に対しては鬼なのに、
彼女には優しい声で
 「あなたの島には手を出しません」
と約束してあげるのだった。

いい雰囲気の2人だが。
忠臣ニコラス(綺華れいちゃん)。
美少年ニコラス。
火急をしらせに飛び込んできた 。
 「大変です! 『島』が襲われてます!」
用件もさることながら2人の邪魔をしたかったに違いないニコラスである。



○ Hanging!

ギルダの「島」。
砦のセット。
舞台センターに据えられた白っぽい絞首台がなんとも不気味だ。

島を襲い、占領したのはスペイン軍だった。
赤い軍服がズラリと整列。
その大将はジェラード・ペルー、立樹遥ちゃんだ。

華麗にマントをひるがえし。
格好のいい立ち姿。
黒髭をはやした立樹遥ちゃん。
彼は海の男。
スペインの男。
中年男。
ティリアンは幼い頃、彼を父のように慕っていたという。

そんな仲だから、ティリアンが攻め込んできてもジェラードは
 「おう、久しぶり!」
と陽気に迎えた。
 「ティリアン、大きくなったなあ!
  昔はよくオムツを換えてやったもんだが」
 「その話はよしでくださいよ、おじさん」
 「ところでおまえもスペイン側のスパイ、俺様の仲間なんだろう?
 ここへ何しに来た?」
 「島を取り返しに!」
 「なんだってー!」
剣を抜く2人。
だがこの勝負も2秒くらいで決まってしまう。
あまりに弱すぎ、ジェラード・ペルー。
ティリアンに触れることさえ叶わずに、縛り上げられ絞首台へと連行される。
首に縄までかけられる。
 「昔はあんなに可愛がってやったのに~。
  オムツだって換えてやったのに~。
  俺を殺すとバチが当たるぞ」
 「やかましい!」
たとえ大好きだったおじさんでも容赦はしない。
鬼畜ティリアン本領発揮。
冷酷非道に命令を下す。
 「Hanging!」
真っ赤なライトが照らしたあと、暗転。
怖い。



○ 島のゆくえ

時が経ち。
ティリアンはスペインに亡命した。

広く開いた舞台のうえに赤い寝椅子がポツンとひとつ。
意味ありげですよ。
ほらほら、一人たたずむティリアンのもとへギルダさんがやって来ましたよ。
またも甘いラブシーンが!?
と思ったらギルダさん、
 「どりゃーー!」
短剣をふりあげて襲いかかってきた。
 「今度こそ殺したるー!」
けれど現役海賊だった頃の迫力はすでになく、ティリアンにあっさりかわされてしまった。
ペネロープ嬢と同じことやってどうするんだギルダ。
驚くティリアンに彼女は泣き笑いしながら
 「あなたはスペインに亡命したんでしょ!
  だから私の島もスペインのものになっちゃったんでしょ、この裏切り者!」
 「そんなことはありませんよ。
  約束したでしょう、島は永久に貴方のものです」
信じられないという顔をするギルダに、島は奪還したのだと説明、
ティリアンは証拠の布切れを渡してみせた。
・・・それが何の布切れがなのかは、知らん。



○ 旗艦「エル・アルコン」

スペインとイギリスの争いは激化。
決戦のときも迫っている。
スペインでは、偉そうなおじちゃん達がいろいろ出てきて、
 「イギリスをやっつけろ」
と命令。
ティリアンに新しい軍艦の建造を許可した。
無敵艦隊を誇るスペインで、無敵の殺人鬼ティリアンが造らせた船。
その艦の名こそ・・・?
 「エル・アルコン、鷹!」
高らかに告げるティリアン。



○ ティリアンVSレッド 決勝戦

ついに戦争がはじまった。
イギリス女王が号令をかける。
 「海賊どもよスペイン船を襲え!」
イギリスは海軍がちょっと弱いので民間の海賊で補ってるのだな。

キャプテン・レッド(柚希礼音くん)にとってこれは復讐のチャンスだった。
ティリアンと決着をつけるチャンス。
初戦は寝首をかこうとして失敗した。
2回戦は惜しいところで逃げられた。
今回、海賊たちには秘密の作戦があるらしい。
指示をしているのは通称・黒ちゃんことブラック、和涼華くんである。
 「ザコは俺が引き受けた。レッド、おまえはティリアンだけを狙うんだ」
作戦を指示する黒ちゃん。
 「いくぞ野郎どもー!」
男気満タンの号令をかける黒ちゃん。

対するスペインは無敵艦隊のご登場。
先鋒は我らがティリアンだ。
本舞台をいっぱいにつかった大きな軍艦。
白い帆に堂々と描かれているのは、翼をひろげた鷹。
エル・アルコンだ。
船の甲板、舞台センターで仁王立ちのティリアン。
 「俺の船に叶うものはない、フッフッフ」
得意満面のティリアン。
 「エル~アルコ~ン♪」
気持ちよさげに歌う歌う。

と!
そこへ!
 「大変です、船がはげしく燃えながら突進してきます!」
報告が入るや否や、

 ドーン!

大きな衝撃がエル・アルコン号を襲う。
ブラックが自分の海賊船に火を放ち、燃えながらエル・アルコンに体当たりをかましたのだ。
あっというまに操縦不能に陥るエル・アルコン。
・・・処女航海でこれはない。
俺の船が。
俺の船が。
まだ新品なのに。
ローン残ってるのに。
すでに半泣きのティリアン。
見張りはいったい何をやってのだと。

だが泣いているヒマなどない。
海賊たちがどんどん乗りうつってくる。
はっきり言って、ティリアンの部下は弱かった。
ナスシルト麻尋しゅんちゃんとか、メイクに気合入れてみました彩海早矢ちゃんとか、
ビジュアル重視の美少年軍団だ。
磨いているのは腕より美貌、てな少年達が白兵戦で勝てるわけもなく。
一人また一人、海賊たちに倒されていく。
ただニコラスだけは危ういところを
 「大丈夫かポチ!」
ティリアンがとんできて助けてくれたけれど。

そしてヒーローどうしの対決だ。
 「こんどこそ逃がさないぞティリアン!」
レッドが挑めば、
 「よくも俺の船を~」
ティリアンが恨む。
男と男の宿命の対決、これが最後のガチンコ勝負だ。
 (ぼくは死ぬかもしれない。)
と、レッドの独白が入る。
 「だがそれは覚悟の上だ!」
自分の独白に自分で返事をするレッド。

この戦いは長い。
ちゃんと長い。
2秒とか10秒とかでは終わらない。
火花とびちる激しい立ち回りを展開。
睨みあい。
激突し。
飛びすさり。
空を斬ったレッドの剣がくるりと向き直ったその先に、
・・・飛び出してきたギルダさん。
勢いあまったレッドにぶすりとやられ、あっと言って倒れてしまう。
このひと何しに来たのかしら。
レッドはびっくりして
 「しまった、間違えた」
という顔のまま固まっている。
びっくりしたのはティリアンも同じ。
 「ギルダ、どうしてあなたがこの船に」
乗せた覚えがないらしい。
彼女は今まで隠れていたのだろうか? じゃがいもの樽の中とかに。
瀕死のギルダをティリアンはやさしく抱き上げてやる。
レッドもブラックも紳士だからストップモーションでおとなしく待機。
ギルダは
 「殺したいほど憎い相手に抱かれて死ぬなんて。
  ティリアン、あなたは最後まで残酷なひとね」
自分からとびこんでおいて分らないことを言い遺し、息をひきとった。

悲しい悲しい沈黙のあと。
ティリアンはゆっくり立ち上がる。
そして地の底から響くような怖い声で
 「レッド、きさまを倒す!」
 「あれは向こうから飛び込んできたんだ。事故だよ」
なーんて言い訳は聞いてくれない。
ティリアンは完全に頭に血が昇っている。バーサク状態だ。
手がつけられない攻撃態勢。
ブラックなんぞほんの一振りで弾きとばされてしまった。

怒りでパワーアップしたティリアン。
レッドを追いかけ銀橋へ。
掛け声すさまじく剣をふり下ろす。
死に物狂いのレッドも下から振り向きざまに突き刺した。
相撃ちだ。
ティリアンの剣はレッドの脇腹を、レッドの剣はティリアンの胸を貫いていた。
先に倒れるのはどっちだ?
 「手ごたえはあった」
呟いたのはレッドである。
ティリアンは微動だにしない。
銀橋センターで立ち尽くしたまま。
そこへ駆けつけたブラックが傷を負ったレッドに肩をかし、2人の海賊は退場する。



○ 2人いっしょに

一人になったティリアン。
無表情で銀橋に突っ立っていたが、
 「この私がレッドごとき海賊に」
と言うやいなや膝をついて崩れる。
致命傷を受けたらしい。
 「大佐殿!」
走ってくるのはニコラスだ。
忠実なニコラス。
この船はもうだめだ、おまえは逃げろと促すティリアンに
 「私は最後まであなたにお供します!」
言い切った。
良い部下である。
どういう関係かは不明だが、ただのポチではないらしい。
ニコラスはその細い身体にティリアンを抱え、本舞台へともどっていく。
 「大佐殿は私の夢を叶えてくださるはずではありませんか。
  七つの海を見せてくださると・・・」
 「そうだったなニコラス。
  見せてやろう、七つの海、七つの空を。
  私の旗艦エル・アルコンに乗り!」
なんだ?
ティリアンの野心の正体はニコラスなのか?

本舞台のエル・アルコンは無惨な姿になっていた。
マストは折れて帆も破れ。
全体から火の手があがっている。
沈むのも時間の問題だろう。
それでもティリアンはセンターで最期の大見得をきってみせる。
 「私に敗北などない!
  グラン・メール、グラン・スカイ、七つの海を掴むまでは!」
そのとき火薬に火がまわり。
爆音が響く一瞬、真っ赤な炎が2人を包んだ。
仁王立ちのまま目を見開くティリアン。
両膝をつき、後ろ向きで彼の腰に抱きつくニコラス。
・・・どう見てもそれは娘役のポーズだぞニコラス。
ある意味、相手役なのかニコラス。
謎めいた関係が気になって仕方が無いまま、暗転。



○ 海賊たち

銀橋にならんだ海賊たち。
レッドとブラックとその一味。
長年の復讐をやり遂げたレッドは感慨深げに海をみつめていたが、
 「野郎ども碇をあげろ!
  大西洋・太平洋を越え、目指すはアメリカだ!」
ものすごい遠回りな冒険に出発。



○ 天国ですか?

少年ティリアン(天寿光希サン)とお母さん(万里柚美サン)とジェラード。
3人そろった過去の再演。
ジェラードが言う。
 「ティリアン、君はいい目をしているな。
  野心のままに生きてごらん」
野心のままに生きてたみら殺しあいになっちゃったんですけれども。

舞台ひらいて白い船。
天国の船。
帆も階段も真っ白だ。

子供時代のティリアンとギルダ、
大人になったティリアンとギルダ、
4人そろってご登場。
衣装は白で統一されてる。
赤や黒や禍々しい衣装ばかりだったティリアンも、
最後ばかりは純白のマントに純白の帽子、全身まっ白けになって歌う。
 「グラン・メール、グラン・スカ~イ!」
高らかにうたいあげていると、天井からゴミが落ちてきた。
真っ黒なホコリの塊だ。
汚いな!
って思ったら鷹の羽だった。
埃みたいな黒い羽がぼそぼそと落ちてくる中、緞帳。
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