駄らだらと語る宝塚ファンのブログ
駄らだら、たからづか。
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 「宝塚雑談」 2007年 09月 27日 (木) 17:22
 「寂しくなるね」
 「ショックだね」
と、平静な口調でメールを交わしていたけれど。
短いメールに籠められた動揺は、実際にはもうちょっとだけ大きい。

うおおおお!
綺華れいが退める!
退めてしまうー!
空前絶後の超美形・我らがマライヒがいなくなるーー!
んぎゃー!

・・・こんな感じ。

細い顔に細い腰、絵に描いたような美少年・綺華れいちゃんのことをずっとマライヒと呼んでいた。
近頃では黒髪も艶やかなバンコランへと成長し、
これからまだまだ美少年キラーっぷりをみせてもらえると思っていたのに。
彼の色気も可笑しさも、『パタリロ』に必要不可欠な存在なのに。
それからどこか悪女な南海さんや、銀河亜未ちゃんの耳も、大好物なのにな・・・。
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カテゴリ: 宝塚雑談
 「宝塚雑談」 2007年 09月 24日 (月) 22:21
初めてみたテレビ番組『カルチャーSHOwQ』。
「タカラヅカ検定」?
何?
クイズ番組?

あ、紫吹淳氏がでているではないかー!
男性のゲストはぜんぜん知らない人だけど、女性のほうは『宝塚読本』を書いた方で、紫吹さんに
 「ファンレターって、何て書いたら喜んでもらえるんですか?」
と非常に実用的な質問をしかけていらっしゃった。
その答えは
 「『かっこいい♪』とか、『ここがよかった♪』とか」
スターがファンに求めているのはひたむきな賛辞であるらしい。

舞台の様子もいろいろと、ファンには嬉しい映像も多かった・・・ような気がする(このへん早送りで見たの)。
ジョイフルのミズさんを見た気がする。
シークレットハンターのアランさんを見た気がする。
マジシャンのセナさんもいたかもしれない。
最後のスローモーショんはハルノさんだっただろうか?
あ、そういえば大和さんの歌声が「ばれんしあぁ~」って流れてた気がする。
インタビューに答えていた大和悠河くんと陽月華ちゃんは、きらきらと美しい人達というふうに見えて、とても嬉しかったし安心した。

話題が『宝塚おとめ』に触れたとき、宝塚ファンのゲスト2人は口をそろえてこう言った。
 「ファンなら必ず持っている!」
 「バイブルだ!」
いや、そんなもん力説されてもなあ。
10年に一度くらいしか買わない私はそんなに不信心なのか?
そのときの問題が
 「瀧川末子はんのプロフィールについて正しいものは?」
というものだったが、選択肢がなかなかふるっている。
 1)小林一三の孫
 2)親子3代タカラジェンヌ
 3)身長2mジェンヌ
身長2mの瀧川さんを想像して幸せな気分に浸ったファンは、私だけではないはずだ。

狂ったようなファンが強調されていなかったことには安心したけれど、ゲストの梶原しげるという人の、
 「宝塚ファンはどんな障壁をのりこえても観にいきますから!」
という言葉だけがちょっと寒かった。
本当のことだから。
本当だけど、ファンは日常という名の障壁も大事にするべきだと思っているから。

15歳の受験生なんかも登場した。
なんかこう、若き日のはるのじゅびれい氏に似た顔の子で、
特にお金持ちそうに見えないあたりも好感度大である。
そのお嬢さんに関する問題が、これだ。
 「音楽学校を目指す彼女が受験にそなえてしたこととは?」
ほかの選択肢はともかく、よりにもよって
 3)プチ整形
を選んでいた紫吹淳氏に思わず惚れなおした。

クイズは全部で20問、あなたは何問正解しましたか?
ちなみに私は18問でした。
・・・ファンの必需品なんて知るかー!
私にとっては目薬よりも、友達と待ち合わせするためのケータイの方がずっとずっと必用だぞー!

締めくくりの筧さんの言葉がとてもよかったです。
何て言ってたのかは、忘れたけど。
 「ファンも文化だ!」
とか言ってたっけな。
番組のサイトにはこう書いてあった。

宝塚といえば、一部のヅカファンの熱狂振りがあまりに有名ですが、宝塚のステージは老若男女すべてが楽しめる夢の時間を提供しているのだ!!


老若男女の宝塚。
農協さんの団体も修学旅行生も、障害者も子供も男性たちも、
みんなで観ましょう宝塚。
ファンの間口が広がりますように。

・・・良い番組でございました。
カテゴリ: 宝塚雑談
 「なんとなく花のみち日記」 2007年 09月 22日 (土) 21:11
残暑が猛暑のへんてこ9月。
近頃なんだか夏バテで、ふうふう言っているけれど、
「遊びすぎ」とか言われちゃうけど、
今日も元気に参りましょう。

・・・ネタバレ絶対に嫌な方はご注意くださいませ。

まずはお芝居
『アデュー・マルセイユ』-マルセイユへ愛を込めて-

過去だの陰謀だのいろいろ見せてはいるけれど。
結局は、あれだ。
小池修一郎オリジナル定食。

かっこいい主役に気の強い女の子、
おいしい男の友情にサラダみたいな若者たち。
メインディッシュには濃い悪役が悪事をはたらくが、
甘いセリフのひとつもつけて、
最後には大団円でペロリと平らげる。
いつも、いつ観ても、基本はおんなじ話だけれど。
商売上手な小池屋は、ファンは必ずしも名作を求めているわけではないのだと、
最後の思い出を刻みつけてくれる作品を求めているのだと、
ツボを心得ているらしい。
「マルセイユ風さよなら定食」は風味豊かな小池屋ランチでございました。

しかし、たとえフランスだろうがマルセイユだろうが洋定食だろうが!
お新香ごとき噛みごたえのあるキャラが登場してくれるのが小池屋ランチのいいところ。
その筆頭が
 「ぼんそわーる♪」
と、お色気ふりまきながら登場する、彼女。
綺麗だ!
華麗だ!
愛音羽麗だ!
誰か文句あるかー!
ってな勢いのある女役。
あの天晴れな笑顔を見てしまったら、もう何も言えなくなる。

それから立サン。
立ともみサン。
しびれるくらい、かっこよかった。
背筋のピンと伸びた男役だった。
しゃんとした、いい花を咲かせていた。

桜乃彩音ちゃんは可愛い平塚らいてうで、
真飛聖サンはお笑い担当の夜の帝王で、
壮一帆くんはセリフをすっとばしてすっとぼけて、
未涼亜希ちゃんは「スーツ着てるだけで悪役」なプロ軍団の中に頑張って頑張って混ざっていた。

で。
それで。
春野寿美礼は孤独が似合う。
よりそう影は重い灰色。
濃紺の空を仰いで歌う。
ソフト帽よりスーツより、銀橋で独り、ただひとり、背負いこんだ大きな孤独の影が、背中に一番似合うのだ。
・・・秋咲きの一輪スミレの美しさ。
でも、だからこそ仲間の笑顔に囲まれたそのときにあれだけ輝けるのかもしれない。

芝居が終わったとき、退団者のファンは泣いてた。
だけどショーが終わったとき、彼女は笑って拍手をしてた。
挨拶のとき組長が、
 「一日一日を大切に」
と10回くらい繰り返してた。
ファンにとってもたいせつな一日一日が始まったのだ。

あ、ええと、ショーは、
「緞帳が昇りはじめると同時にあふれだすオーソドックス感!」
てことで。
以上。
また、いつか、・・・観れたら。
 「携帯から」 2007年 09月 21日 (金) 23:47
大劇場から接骨院に直行して帰ったら深夜になってしまいました。
あの病院どんなけ混んでるねん!

ショーは、オーソドックスでございました。
春野さんがよく踊っていらっしゃいました。
虫の死骸が大嫌いな私としては、チョウチョのセットはあんまり目に入れたくなかったです。
多分、死骸のつもりはないと思うんですが。

あと5時間で出勤なんで、詳しいことはまた明日!
カテゴリ: 携帯から
 「携帯から」 2007年 09月 21日 (金) 17:06
かなりおもしろかったです。
楽しくせつなく、定番をはずさずに、小池先生らしいストーリー。
みんなそれぞれに素敵に見える作品だと思いました。
個人的には愛音さんと眉月さんがヒットでした。

ではショーみてきます。
カテゴリ: 携帯から
 「なんとなく花のみち日記」 2007年 09月 19日 (水) 00:42
9月17日、大阪で雪組を観た帰り道。
すれ違いざま、おじちゃんが、
 「女性が女性に『かっこいい』なんて、間違っとる!」
と息巻いてるのが聞こえてきた。
そのあと奥さんが慌てて制止する声も。
 「もう、黙っててよ!
  ここをどこだと思ってるの!?」
ここはソリオの交差点。
目の前はすぐに花のみち。
間違ってる連中だらけのムラである。

楽屋口前は今日もまた、押すな押すなの大混雑。
大楠見守る花のみちから、退団者の笑顔を見送ろう。

ファンの拍手を浴びながら、                              
真っ先に出てきたのは草風ななちゃん。
黄色い花につつまれて。
花のように明るい微笑みを浮かべて去っていった。

お次は瀧川末子サン。
黒の紋付、緑の袴。
さっぱりとした笑顔がだんだんだんだん遠くなる。
 「寂しくなるな。寂しくなるな」
言葉がそれしか出てこない。
いつの日か、4代目の登場を待ってるから!

そして最後に嘉月絵理サン。
顔をくしゃくしゃにして笑って出てきた。
ファンの人たちが声をそろえてこう言った。
 「トランクいっぱいの思い出をありがとう!」
・・・いっぱいの思い出。
全てを詰め込むには、ものすごく大きなトランクが必要だと思った。

嘉月さんの舞台で私が最初に覚えているのは『シチリアの風』。
女役だった。
研一生だった。
暗く重たい芝居の中で、主役に食いつくような芝居を見せて、全然負けてはいなかった。
 「あの研一、ものすごいな!」
と幕間に囁かれていたことを覚えている。
 「だけどちょっと、巧すぎる!」
巧すぎたのだろうか。
いつか『たけくらべ』の中で
 「どうせおいらには、女か子供の役しかまわってこないんだ!」
と拗ねるセリフがあったのだけど。
・・・『しか』どころじゃない!
女も子供も年寄りも、
死神もマッドサイエンティストもマダム・ヴォルフも、
何でもござれの職人技、
いつでも頼れる達人技。
圧巻なのは『SWITCH』だ。
一人で何役こなしてた? 
まさしく離れ技だった。
この人ひとりの退団で、何人の役者を失うことになるのだろう。
嘉月さんの妙技が観られなくなるのは、本当に本当に本当に、痛い。
だけどお幸せに!

そのあとスターの登場となり。
ファンの人たちから華やかな声援がとんだ。
私はこの、掛け声というやつが大好きだ。
センスを問われるポイントは以下の3つかと思われる。
 ・公演に関係した言葉をつかうこと
 ・ハートフルな笑いをとれること
 ・できるだけベタでこっぱずかしい言葉であること
東京や梅田では如何なものかと思う節もあるが、
ここ宝塚村のど真ん中で、どこまでも極めて頂きたい。
霧矢さんのファンの方々は
 「今年の夏は暑かったけどパッショネートな殿下のお陰で元気100倍です!」
と、かなり読み上げながら言っていた。
彩乃さんのところは聞こえなかったが、こちらも台詞をもじって、命をかけてついていきますくらい言ったのだろうか。
そしてシックな黒できめた瀬奈サンにむかっては、こんな感じ。
 「麻子さんは私達の心のまほろばです!」
なんちゅうか。
あれやな。
信号のとこで会ったおっちゃんが聞いたら目ぇむくやろな。
思わず唸っていると、
 「あれを言えるかどうかがファンの分かれ目なんだよね。踏み絵だよね」
と友達が言った。
 「なんとなく花のみち日記」 2007年 09月 17日 (月) 23:43
急に仕事が休みになった。
 「万歳! 待ってろ大劇場」
と喜び勇んで出かけたならば。
50枚の当日券を求めて300枚人くらいも列に並んでいた。
・・・祝日、恐るべし。
 「じゃあ大阪にいこうよ」
と友達が言った。

ということで、降ってわいた休日は梅田芸術劇場で過ごすことに。
雪組公演 『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-
30年前の名作で、
30年後にも名作であるかどうかは観る人の感性によるかもしれないが、
とにかく柴田作品だ!
ひたむきな維新の志士が登場する、真剣な幕末ものを観ることができた。

いささか熟成した沖田総司は水夏希くん。
明るさの影に寂しさを隠し、
 「今夜の私は強いですよ」
ってほんま、強い強い!
強すぎである。
何回おんなじ人を倒すの!
客席でもファンがバタバタなぎ倒されていた。

色っぽい艶っぽい月夜の白牡丹のような玉勇・白羽ゆりちゃんの恋敵は、
鞠のようにコロコロ転がる少女・山科愛ちゃんだった。
なかなか良い勝負を展開していた。

新撰組も強かった。
土方は美しい音月桂サンで、
山南はずいぶん大人っぽくなった彩那音ちゃん。
そして近藤局長は!
我らが汝鳥伶サンだー!
過去最強の近藤勇。
彼には剣すら必用がない。
品格のある眼差しと、風格のあるウエストと。
両手を広げて威嚇をすれば、敵はおののき弾き飛ばされる!
もしや風圧か?
行け行け、局長! 汝鳥伶!
・・・ちなみに、山崎役の未来優希サンは顔の筋肉で敵を弾き飛ばしていた。

しまった、何を喜んでいるんだ。
この芝居は悲劇ではなかったか。

ショーは『Joyful!!II』。
ネアカなタイトルのくせして、なかなかアダルティなショーであった。

何という場面だか知らないが。
天勢いづるちゃんは小悪魔で、
白羽ゆりちゃんは大悪女だった。
音月桂ちゃんはぼったくりバーのお兄さんで、
水夏希ちゃんはぼったくられてるお兄さんだった。
かなり不憫だった。

さて本日の大発見は沙央くらまちゃんである。
 「あの子、濃いよ」
と聞いてはいたけど、バウの「小天狗」が目に焼きついて邪魔をしていた。
それが、取れた。
取れたら濃かった。
ほんとに濃かった。
可愛いお顔に釣りあわぬ野郎なパワーはどこからくるの?
俺様、爆裂!
怖いものなし!
どっからでもかかって来ーい!
・・・若いっていいなあ。

私たちも若者に負けないで頑張るぞ!
ということで終演後、勢いづいた私達は月組さんの出待ちへ向かった。
続きの話はまた明日。
 「ネタバレ!」 2007年 09月 13日 (木) 23:44
とりあえず、書けるとこまでってことで・・・。
カテゴリ: ネタバレ!
 「なんとなく花のみち日記」 2007年 09月 09日 (日) 19:13
暑いばかりの今年の夏は、海も花火もナシで終わった。
寂しい夏の穴埋めに、今夜は祭りへ行こうじゃないか。
祭りだ、祭りだ!
TCAスペシャル!
・・・は、観られないので。
『出待ち』を眺めにいってきた。

年に一度のTCAは、ファンの「再会祭り」でもあるらしい。
 「あら久しぶりー!」
てな声があっちこっちで聞こえてた。
そしてそのあと小さな声で、
 「あれ誰だっけ?」
という呟きも。

そういう私もおんなじだ。
1年ぶりの友人S氏と、喋りたおして日が暮れて。
夜を迎えた花のみち。
これだけスターが集まれば、出てくるだけでもイベントなのだ。
熱烈ファンの人たちが楽屋の前をぎっしりと埋め、
今か今かと待っている。
立ったり座ったり立ったり座ったり立ったり座ったりしながら。

最初に大きな拍手を浴びて、登場したのは春野寿美礼氏。
サングラスをかけた顔をまっすぐに上げ、ファンにむかって手を振った。
それからどんどんスターが続く。
拍手と歓声、お祭り騒ぎの1時間!

赤い帽子が目を引いた大空祐飛くん、
車を待ってるあいだじゅう眺め放題だった霧矢大夢くん、
一回り細くなった気がする真飛聖サン、
微笑みをたたえた彩吹真央サン、
ひょろりと歩いてゆく水夏希サン、
スター登場・瀬奈じゅんサン、
焦らして焦らしてダンディに去っていった安蘭けいサン。

白羽ゆりちゃんはくりんと大きな目をみせて、
彩乃かなみサンは貫禄十分なお姉さんスタイルで、
桜乃彩音ちゃんは花のような笑顔を振りまきながら。
遠野あすか嬢にいたっては、
 「意外にふつうの服だねえ」
なんて言われてたけれど。

そして毎度のことながら。
時刻はすでに夜10時。
ほとんどお顔が見えません。
サングラスをかけ帽子を被れば、誰が誰やら分らない。
よってたかって
 「あれは誰だクイズ」
をするしかないのである。
 「あのアゴの先は綺華れいちゃんだ」
 「あの愛らしい頬骨は壮一帆くんだ」
 「ふくらはぎに青筋たってるのは天勢いづるちゃんに違いない」
あなたのフェチ度を測ります。

拍手と歓声の1時間。
今年はなぜか・・・穏やかで。
陣取り合戦のような空気がなくて。
私もファンの人たちに、つられて一緒に拍手をしてた。
自然にわきあがる拍手だった。
きっと良い祭りだったんだろう。

にぎやかに盛り上がった祭りの夜は、ファンの人たちの解散で終わりを告げた。
私が
 「花火大会みたいで楽しかったね」
と言うと、
 「ネズミ花火みたいなファンの皆様も見れたしな」
と友達が言う。
それじゃうちらは、花火の煙みたいなものか。
祭りの終わった花のみちには、まだ、線香花火が落ちるような余韻が漂っていた。
 「なんとなく花のみち日記」 2007年 09月 08日 (土) 00:48
「大劇場ではTCAスペシャルが行われているにもかかわらず、
  バウホールへお越しくださってありがとうございます」
と箙サンが言った。

巷ではTCAの裏番組として扱われているかもしれないが。
私にとってはこっちのほうが真の祭りだ!
どんどん出てくるスターさんより、何十年も頑張りつづける専科さんのほうが今や希少ではないか?
夢にまで見た、濃い舞台。
夢に見そうな、濃い面々。
専科の演歌レッジコンサート。
・・・いや、『エンカレッジ コンサート』。

とにかくスゴイ舞台だった。
専科さんの客席下りなんてそうザラにあるもんじゃない。
恋の歌を軽やかに歌う箙かおるサンなんて、そうそう見られるもんじゃない。
15才の若者がつくった歌を歌う京三紗サンときたら!
いつものお母さんキャラと同一人物とは思えないほど可愛らしいのだ。
あんなにもみずみずしく美しい京三紗サンを、他のどこで観られるものか。

いや、真剣に書いているのである。
濃いとかうまいとか迫力があるとか、どんなに言葉をならべても、実際よりは軽薄に聞こえてしまうだろう。
前にも書いた気がするが
 「ああ我が宝塚」
と歌うとき、昭和43年から宝塚にいる人と若手とでは、歌の意味がまったく違うのだから。

歌の一曲一曲が、まるで本を読むようだった。
短編だが深みのあるそれぞれの人生の本だ。
私はこの舞台を目でしか見られなくて、耳でしか聞こえないのが悔しいくらいだった。
もっともっと感覚器官がほしいくらいだった。
体ぜんぶで聞いていた。

磯野千尋サンは同期の大浦さんがトップ時代の歌だと言って
『ジタン・デ・ジタン』や『So in Love』を聴かせてくれたし、
一樹千尋サンは30何年間も大事にしてきたのだと言って『愛の宝石』を歌ってくれた。

曲名を間違えちゃったのは萬あきらサンだ。
あんな照れたような笑顔は舞台で初めて見たかもしれない。
バンドからも笑いが起き、客席からは拍手が起きて、
どうしましょうと考えこんだのも束の間!
一瞬ののち振り向いた萬サンは、びしりとスタイルを決めた完璧な男役になる。
歌うは『ジプシーの恋歌』だ。

矢代鴻サンは、かつて尊敬する先生に「歌に生きるシビちゃんへ」とサインをもらったことを話し、
 「お陰で宝塚での賞味期限ギリギリまで歌わせて頂くことができました」
と述べた。
・・・賞味期限って、何・・・。
粋で強くてカッコイイ、姐さんにはぜひともアルバムを出して頂きたいところです。

すでに退団発表をしている立ともみさんが歌ったのは『マイ・ラスト・ダンス』。
 「初めてダンスシューズを履いた日から、踊ること、ただそれだけだった。
  もっと高く!もっとかろやかに!
  命ある限り踊りつづけよう」
歌いだしのワンフレーズから心にずんと沁み入った。
歌詞がすすむにつれ、稽古場が、汗を散らして踊っている立さんの姿が、まるで見えるようだった。
手をのばせば歌声に・・・歌っている人の心に指が触れるんじゃないかと思うような、迫ってくる歌がときどきあるものだ。
立さんの歌は、まさにそんなふうだった。
最後の曲は『ラ・マンチャの男』から。
 「おじいさんの主人公が正義のために戦う話で、
  観るたびに勇気をもらうんです」
客席は、そんな立さんの歌に勇気をもらったのではないだろうか。

最後の挨拶で、磯野サンが
 「私も濃ゆいんでしょうか?」
と尋ねられて全員に肯定されていたり、
矢代サんが
 「皆さんもどっとお疲れになったと思いますが。
  濃ゆーい面々が、
  濃ゆーい歌を、
  どーん!
  と歌っているので、
  私も待ってるうちにくたびれ果ててしまいました」
と言ったりしていたので。
そんな言葉のせいだろうか。
最後のの歌が
 「ああ、幸せな濃い
と聞こえて仕方がないのだった。

ああ。
濃くて幸せ。
 「携帯から」 2007年 09月 07日 (金) 21:30
「TCAのチケットがないから帰る!」
と言って帰ってしまった友達のことを、幕が開いた瞬間に思い出して、
あいつアホやと思いました。
一緒に観ればよかったのに!
専科のエンカレは、それくらい素晴らしい舞台でした。
今はまだ帰宅途中です。
観てきたものを全部書こうと思ったら、今夜は徹夜になるでしょう。
それでも書かずにはいられません。

明日、観ようかどうしようか迷ってる方!
…観ましょう!
カテゴリ: 携帯から
 「ネタバレ!」 2007年 09月 03日 (月) 10:09
『MAHOROBA』-遥か彼方YAMATO-
 「(4)吹雪~ラスト」

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カテゴリ: ネタバレ!
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